日行連の会報誌「日本行政」によると、
法務省の日本法令外国語訳データベースシステムの
英訳で行政書士の英訳名称が、今年の9月頃から
Certified Adminitrative Procedures Legal Specialist となるそうである。
つまり、これからの日英・英日辞書には、従来多かった
Adminitrative Scrivener なる、代書人のような表記は消えて行くことなる。
未だに、「代書」などと、事務所の看板に書いている先輩の方々は、
それはそれで構わないのだろうが、何か時代錯誤的な事務所
というイメージは避けられないであろう!
ちなみに、スペインではGestoría(ヘストリーア=手続事務所)と呼ばれ、
日本でいえば、行政書士+社労士+税理士事務所
のような事務所が有名である。
企業や市民は、この有資格者が経営する行政手続事務所を気軽に利用し、
どの事務所も結構繁盛している。
私が子会社の支配人として駐在していた時にも、このヘストリーア
には随分とお世話になったものだ。
このへストリーアを経営するGestor(ヘストール=手続士)と云えば、
スペインでは社会的なステータスがかなり高い職業なのである。
16年前、ヘストールの試験に合格したとスペインの知人に云ったところ、
「金持ちになるな!」と云われたが、
残念ながらそれだけは間違いだったようだ!