行政書士中村和夫の独り言

外国人雇用・採用コンサルティング、渉外戸籍、入管手続等を専門とする26年目の国際派行政書士が好き勝手につぶやいています!

62人の総資産と36億人の総資産が同じ?

2016-02-01 10:47:41 | 国際・政治
 世界の貧困問題に取り組む国際組織

 オックスファムが18日に発表した報告書によると、

 世界で最も裕福な62人だけで、その持てる富は、

 世界の貧しいほうの36億人の富の規模と同額だそうだ。

 かつて、中南米の某国に居た時に、1%の富める者が、

 99%の国民を支配していると、良く聞かされたが、

 昭和40年代の高度成長期の日本を知る私にとっては、

 貧富の差が激しい国=後進国だったのだが・・・。

 世界的に見ると1%とは、純資産で100万ドル

 以上の資産保有者だといわれているそうだ。

 日本では、その該当者が212万人ほど居るそうなので、

 人口の約2%程度が、いわゆるミリオネアーということになる。

 高度成長期の頃、マスコミは、「1億総・・・」という表現を

 こぞって使っていたが、今は全く見られなくなってしまった。

 やはり、日本でも格差は確実に広がっているようだ。

 ちなみに、戦前の日本では、貧富の差が激しく、

 自前の農地さえ持っていなかった小作農が多数おり、

 娘を売る親も居たというから酷い社会である。

 選挙権も普通選挙権が高額納税者の男性のみに

 限られていた他、女性側から離縁さえもできなかったのだ。

 昭和30年代の東京オリンピック前でも、

 中学を卒業したばかり沢山の子供達が、高校、大学

 へも進学できずに上野駅に夜行列車で集団就職の為に

 上京していたニュースを度々見た記憶が残っている。

 こんな後進国へは決して逆戻りして欲しくないものだ。

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