外国政府による、たとえ理不尽な行動があったとしても、
その外国が進出して投資している企業やその駐在員、留学生、或いは、
観光客に対して、差別的な行動を採ったり、ましてや焼き討ちなどの
暴力行為に訴えることは、低俗で野蛮な行動以外の何物でも無く、
少なくとも法治国家、文化国家では決して起こってはならない
最低限の国際ルールというか、当然とも言える常識だと思う。
その意味では、ベトナム人が行った暴動行為は非難されても、
決して同情されるべきではない。
被害に遭った中国人の方々や中国企業は本当に気の毒だと思う。
とはいえ、自国で起きた反日暴動で、政府として一切の謝罪もなく、
また、未だに損害賠償さえ行っていない中国政府が、
ベトナム政府に対して被害の損害賠償請求の要求を
厚顔無恥にも公言することは、日本企業に賠償さえしていない
軍事独裁国家によるブラックジョークにしか、どうしても聞こえない。
やはり、この国の常識は世界の非常識としか云いようがない!
こんな非常識な軍事独裁国家が国連安保理の常任理事国として
のさばっているという事態が、「世界の不幸」なのかもしれない。