行政書士中村和夫の独り言

外国人雇用・採用コンサルティング、渉外戸籍、入管手続等を専門とする26年目の国際派行政書士が好き勝手につぶやいています!

老いるということ

2014-05-16 08:41:30 | どうしてなんだろう?

 祖父母達が、衰えて他界した時でも、「老い」について、

 あまり考えたことはなかったのですが、

 老父から「生きているのが、ちょっと辛いねぇ」と、

 呟かれる昨今、どうしても老いという事を考えてしまいます。

 某国立研究所に勤務していた老父には、私が子供頃から、

 先端技術の研究についての情報を教えて貰っていました.

 例えば、電子レンジが市販されるずっと前の今から50年以上も前に、

 マグネトロンによる水分子の揺れによる摩擦熱が

 水温上昇になって食料品などが暖まる理屈や、

 超伝導によって電圧のロスや電気抵抗が無くなること、

 或いは、この技術を使った超電導磁石の話など、

 SFのような話を沢山してくれました。

 勿論、学校の勉強である数学や物理なども教わりました。

 子供頃、小学生の私を良く遊びに連れて行ってくれた場所は、

 コンピューターやビジネスマシーンが並ぶ東京ビジネスショーでした。

 そして、ほんの10年前までは、WIndowsのOSの設定やら、

 或いは、PC故障の時には、老父をとても頼りにしていました。

 ところが、ここ最近衰えが急速に進行してしまったようです。

 高齢だから、仕方が無い事は老父も私も、

 お互いよく分かってはいるのですが・・・。

 30年後40年後、私自身が生きているのかどうかも分かりませんが、

 超高齢化社会となることが確定している将来は、

 何とか少しでも人の世話にならないで生きてゆけるよう、

 本気で真剣に考える必要があるのかもしれません。

 それは、人はいずれは必ず老いる運命にあるからです。

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