高橋真梨子さんのコンサートに行きました。
客層は真梨子さんの年齢+5歳~―10歳位が7割近くを占め、スタンディングも1・2曲と静かなものである。思うに、観客にとっては、真梨子さんの歌を聴くことよりも一心同体と感じる真梨子さんとの余命の計りっこを楽しんでいるのではないだろうかとの感が強いものの、真梨子さんの声量や声の艶は流石で余命競争では真梨子さんが圧勝するものと感じた。自分にとっても、真梨子さんのコンサートは既に忘れることが多い誕生日よりも、確実に歳月の経過を教えてくれる一里塚で、真梨子様と敬うべきかもしれない。
明日の予定さえままならぬ艦船勤務では、2ヵ月先のコンサートチケットを買うなど思いもよらぬことで、ましてコンサート会場は定係港から遠く離れた上陸・外出許可区域外にあるため、コンサート鑑賞などは別世界の出来事であった。定年後、緊急出動もない社会に再就職して初めて念願の真梨子さんのコンサートに行くことができた。以来、年金を遣り繰りしては毎年1回真梨子さんに会いに行っており、一方的な片想いであることを除けば七夕の彦星の行動で、言い換えればインターバルの長いストーカーで楽曲のライブラリーも370曲を超えてしまった。
本日は、時事問題への悲憤慷慨ではなく日常の紹介になりましたが、年に一度の興奮に免じてご容赦を頂きたいところであります。