剛力彩芽さんが、インスタグラムの発信を止めることが報じられらた。
発端は、交際相手とのロシアワールドカップ観戦に関する発信が「はしゃぎ過ぎ」との批判を浴びたことにあるらしい。一般的に言ってSNSの世界は「個人のはしゃぎ過ぎ」の場で、本人以外は「何が面白いの?」と思うものが氾濫しており、極めつけは法律違反の証拠となる映像をUPするバカもいる。それに対していちいち反論したり、共感したりの意見を投稿すること自体が理解できないものであるが、SNSの世界が「仮想(見せかけの)の双方向通信」である以上やむを得ないことであろうか。SNS以前のメディアは情報を流すだけで、受け取り手が反論するには多大な時間と複雑な手順が必要であったが、現在では簡単な操作でそれができると思う。真の双方向通信とは、会話や書簡により双方の立場や主張を確認することであると思うが、SNSは「言いたい放題」の世界であり「(相手は)自分の主張を分かってくれた」、又は「(相手には)自分の主張は届いた」との誤認の上に成り立っているものと思う。昨今の有名人に対する脅迫まがいのストーカー行為は、SNSの仮想双方向制が起点になっていることが多いようにも思われる。剛力さんの例に戻れば、見逃せないのは視聴者の過度の平等意識であると思う。古来から”天は2物を与えず”と、秀でた能力の陰には同等の劣ったものがあり均してしまえば人間全て50歩100歩と、敗者は諦観を持って優者を認めてきた。しかしながら剛力さんや大谷翔平選手を見るまでもなく、2物も3物も兼ね備えている人は掃いて捨てる程に存在する。生まれ・遺伝的特性・資質・能力は決して平等ではなく、秀でた者は秀でた者として認めることも重要ではないだろうかとも愚考するところである。
剛力さん、世の中には「悪名は無名に勝る」との格言もある。今回「はしゃぎ過ぎ」と反論する人が多いということは、彼らを含めて多くの人々があなたに注目していることの表れであり、このことに負けずに頑張って欲しと思うものである。