一寸の虫に五寸釘

だから一言余計なんだって・・・

八重山人(やいまんちゅー)気質

2005-08-04 | うろうろ歩き
八重山諸島の人々を「やいまんちゅー(八重山人)」といいます。

沖縄本島から見て、八重山諸島(宮古島以西の島々)を「先島(さきしま)」と言うことからも、本島とは文化風土がちょっと違います。
琉球民謡・踊りも、本当は豪華絢爛なのに比べ、八重山地方のは衣装は地味でテンポは遅いけどソウルフルな感じだそうです。


さて、八重山人の性格ですが、一言でいえばのんびりしている、ということのようです。

最初は人見知りするのですが、基本的には非常に親切な人々です。
観光で触れ合う人々は、特に人見知りとかはしないので、とても気さくな方が多かったです。
タクシーでも営業トークを越えて、親切(というか話し好き)なドライバーの方が多いようです。

言い方を変えると商売気がないんですね。

迎車のタクシーも、どんなに待っても客が乗るまでメーターを倒さないのが基本のようです(中には走り出してもメーターを倒さない方もいらっしゃいましたが・・・)


また、旅行したのが「豊年祭」の時期で、各集落ごとに日にちを代えてお祭りがある時期でした。
そのとき乗ったタクシーの運転手さん(前宇根底(まうねぞこ)さんという苗字でした)が明日は白保の豊年祭だと熱心に勧められました。
明日は神社で奉納の儀式があって、明後日の夕方には祭りの行列と踊りがある。明日よければ乗せていってあげるよ、とかなり熱心に勧められたので、できれば祭りの行列を見たいので明後日案内してくれないかな、と言ったところ
「いやぁ、その日は私も踊るから・・・」
とあっさり断られてしまいました。



のんびりしている、ということは逆にいえば、けっこうアバウトだということでもあります。

「八重山時間」というのがあるそうです。

宴会などで定刻に行くと誰もいなくて、10分後に1人、20分後に1人、30分過ぎにやっと半分がそろい、全員揃うのが集合時間の2時間後(場合によっては来ない人もいる)、というのが基本のようです。
ただいいのは、全員揃うまで待たずに、来た人から酒とツマミを頼んで勝手に始める決まりになっていることです(待っていると「何で飲んでない」と怒られるらしい)
※これは宴会だけでなく、ミニコミ誌の記事の高校生の座談会でも開始は集合時刻の1時間後だった、というようなことがかいてあるので、本当に皆、気にしていないようです。

アパートが雨漏りをしても、工務店の人が直しに来るものの全然直らなかったり、宅配便の時間指定なんかもほとんどいい加減だったりするそうです。


直接話をした方は数えるほどしかいないのですが、僕はとっても親切な人々、という印象を受けました。
※移住したりすると、また苦労も多いんでしょうけど・・・

コメント (2)    この記事についてブログを書く
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2 コメント

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おもしろいです。 (kobanto)
2005-08-05 23:05:14
 go2cさん、旅行記の才能あると思います。面白いです。



 このところ何年も「島」に行っていませんので、久しぶりに行きたいです。

 日本の島、特に石垣、西表島、あと一番南の島(・・・慶良間・・・でしたっけ?)には、本当に行ってみたいです。あと、対馬も。
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恐縮です (go2c→kobantoさん)
2005-08-06 16:50:21
お褒めいただき恐縮です



忘れないうちに簡単に書き留めておいてあとで推敲できるというのはblogのいいところですね。



西表島にも足を伸ばしたので、その記事もupしました。

調子に乗ってあと2,3回続けようと思いますw
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