一寸の虫に五寸釘

だから一言余計なんだって・・・

そんなことではなかろうかとは思っていたが

2012-01-23 | 原発事故・節電・原発問題
やはり残念。

NHKニュース 政府の原災本部 議事録を作らず

責任追及以上に、どういう情報を元に意思決定をしたのか、どういう情報が必要だったのか、何が想定外だったのか、何を準備すべきだったのか、指揮命令系統への反省点、緊急時の意思決定において陥りがちな陥穽など、今後に生かすべき情報が山のようにあったでしょうに。

証拠を残さないという明確な意思があったなら事の是非はさておきまだましですが、自分たちのやっていることの意味を理解していなかった、または対応に追われて考える余裕がなかったとしたら、そういう冷静な視点を持てない程度のレベルだったというところから反省して立て直す必要がありそうです。


このニュースを見て思い出したのが、映画『プラトーン』の最後の方の場面。
基地がベトコンの猛攻で陥落必至となり、司令官が爆撃機に基地を爆撃目標として指示する場面。
ここで司令官は爆撃機のパイロットに「これは俺の指示だと記録しておけ」と言います。(下の動画の7分50秒あたり)

このセリフは最初に映画を見たときから妙に印象に残っていたのですが、戦闘における意思決定は生死を伴う判断なので、記録に残して指揮命令や責任の所在をはっきりするという習慣があるのでしょう。


震災のときに官邸でも自衛隊からきた若手が冷静さを欠かずに頼りになったという話がありましたが
こちらの2~3ページ参照)、自衛隊しか頼りにならない、という状態は長期的にはよろしくないと思うので、政府の緊急対策本部のメンバーになる人たちは、非常時の対応について一定の訓練を受けおいたほうがいいように思います。


(戦争映画なので人が死ぬ場面が大量にありますのでご注意を)

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