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「らしさ」が大事

2007-09-12 | まつりごと

「残業代出なかったら、さっさと帰る」舛添厚労相が持論
(2007年9月11日(火)19:44 朝日新聞)

「残業代が出なかったら、あほらしくてさっさと家に帰るインセンティブ(誘因)になる」。舛添厚生労働相は11日の閣議後の記者会見で、一定条件を満たした会社員を労働時間規制から外すホワイトカラー・エグゼンプション(WE)についての持論を展開した。
(中略) 
舛添氏は、WEの真意は「パパもママも早く帰って、うちでご飯を食べましょうということだ」と説明し、「家族だんらん法案」「早く帰ろう法案」などの名前にすべきだったとした。

WEって時間給で働くような内容の仕事でないから労働時間規制からはずすということじゃなかったんでしたっけ?

舛添大臣は切り口上の安倍首相の代わりに小泉前首相のワンフレーズ・ポリティクスを継承しようとしたのかもしれませんが、もともと理論派としてあるべき論からの発言をしていた人が急に真似しようとして、とんちんかんなことを言ってしまったような感じですね。(「パパとママ」なんて言葉は今の大臣の中で一番似合わないですし。)


ただ普通の時間給労働者は「残業代が出なかったら、あほらしくてさっさと家に帰る」というのが本来の姿なので、それが現実的でないと思えてしまう「現実」の方が問題だ、ということは意識した方がいいと思います。

その意味では、サービス残業の根絶に向けて本来の「強面」を発揮する方が本来の舛添氏らしくていいと思うのですが。


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