個人的には予想外だったのですが、相撲協会と一蓮托生になるのを避けたということでしょう
NHKのサイトから福地茂雄会長記者会見コメント(抜粋)
NHKは、今回の野球賭博問題について、大相撲の根幹に関わるもので、反社会的な勢力である暴力団との関与も指摘されるなど、極めて重大で遺憾な事態だと考えています。社会的にも大きな反響があり、視聴者の皆さまからは、連日たいへん厳しい意見が寄せられています。
相撲協会の処分は調査委員会の『勧告』を受け入れたたいへん厳しい内容でした。また暴力団排除など今後の再発防止のための『ガバナンスに関する委員会』を立ち上げることもわかりましたが、委員会のメンバーや改革の方向性などについては、現時点では具体的な道筋はまだ見えていません。
確かにこのとおりで、解雇と謹慎でしのごう、という状況ではだめ、ということですね。
それまで、しごきでの死亡事件などいろんな不祥事があっても淡々と生中継をしてきたことへの反省もあるのでしょうか。
一方で、NHKも生中継を再開するのに「改革の方向性が見える」というハードルを設定したことになるので、NHK自身の見識が今後も問われることになります。
さらに、一場所4億円超と言われる放映権料の妥当性とか、いままでBSと総合テレビで流していた大相撲中継のかわりのコンテンツがどうなるかが注目されます。
ここで大リーグ中継と海外TVドラマばかりでは、テレビだけで4局も維持できる番組制作力があるのかが問われてしまいます。
NHKの改革という意味でも、結果的には(「視聴者の皆様」にとって)いい判断なのではないかと思います。