事業主からFP相談の依頼がありました。加入している生命保険が更新
の時期らしく、契約している保険会社から、見積もりが届いているので、
その内容を客観的に説明してほしいとのことです。
両親と兄弟で経営している会社です。従業員は数名なので、厚生年金に
は加入していませんでした。かなり儲かっている会社でしたので、生命
保険には、だいぶいろいろ加入していました。社長は兄で、相談の依頼は、
兄である社長からです。
生命保険は、ダブっている部分や10年更新のものは見直し、相続対策と
退職金対策に絞って、内容の変更を提案しました。
ご兄弟とも、年金は国民年金です。利益がでている会社なので、当然です
が、お二人とも、給与が大変多いです。
そこで、個人型DC(下記参照)の説明となりました。株式投資などされてい
ることもあり、毎月の掛金68,000円(自営業者や個人事業主の場合の個人
型DC掛金の上限額)での加入となりました。
いくら儲かっているといっても、会社契約で加入する保険には限度があり、
保険商品も保険料が全額損金となる商品ばかりではありません。
個人型DCは、個人の給与から所得控除(小規模企業共済等掛金控除)を
使って積立ができることが、事業主には、大変魅力です。
この事例では、68,000円×12ヶ月=816,000円が、所得控除となります。
■お断り
私(小さなコンサル会社を経営)は、生命保険の販売資格を持っていま
せんので、生命保険の見直しは、客観的なFP相談だけを行います。
また、DCに関しては、特定の金融機関との結びつきもありませんので、
DCへの加入に関しては、クライアントの使いやすい金融機関を選んでい
ただいています。クライアントからFP相談やコンサルに関しては相談料、
コンサル料になります。
毎週金曜日にメールでの相談について載せていますが、メールでの相談
やお問合せは、無料です。お気軽にご相談ください。
●確定拠出年金のことを、DCといいます。
DCは、defined contributionを略したものです。