コンサルティングは自転車に乗って⇒企業年金総合プランナーのブログです。

企業年金・退職金制度全般に関するご相談を行っています。
お気軽にご連絡下さい。

事業主には、個人型DCの所得控除が魅力です。・・・事例(2)

2007-11-13 10:23:20 | 確定拠出年金・個人型

事業主からFP相談の依頼がありました。加入している生命保険が更新
の時期らしく、契約している保険会社から、見積もりが届いているので、
その内容を客観的に説明してほしいとのことです。
両親と兄弟で経営している会社です。従業員は数名なので、厚生年金に
は加入していませんでした。かなり儲かっている会社でしたので、生命
保険には、だいぶいろいろ加入していました。社長は兄で、相談の依頼は、
兄である社長からです。
生命保険は、ダブっている部分や10年更新のものは見直し、相続対策と
退職金対策に絞って、内容の変更を提案しました。
ご兄弟とも、年金は国民年金です。利益がでている会社なので、当然です
が、お二人とも、給与が大変多いです。
そこで、個人型DC(下記参照)の説明となりました。株式投資などされてい
ることもあり、毎月の掛金68,000円(自営業者や個人事業主の場合の個人
型DC掛金の上限額)での加入となりました。

いくら儲かっているといっても、会社契約で加入する保険には限度があり、
保険商品も保険料が全額損金となる商品ばかりではありません。
個人型DCは、個人の給与から所得控除(小規模企業共済等掛金控除)を
使って積立ができることが、事業主には、大変魅力です。

この事例では、68,000円×12ヶ月=816,000円が、所得控除となります。

■お断り
 私(小さなコンサル会社を経営)は、生命保険の販売資格を持っていま
 せんので、生命保険の見直しは、客観的なFP相談だけを行います。
 また、DCに関しては、特定の金融機関との結びつきもありませんので、
 DCへの加入に関しては、クライアントの使いやすい金融機関を選んでい
 ただいています。クライアントからFP相談やコンサルに関しては相談料、
 コンサル料になります。
 毎週金曜日にメールでの相談について載せていますが、メールでの相談
 やお問合せは、無料です。お気軽にご相談ください。

●確定拠出年金のことを、DCといいます。
 DCは、defined contributionを略したものです。