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僕の今まで観た映画の中で、フェデリコ・フェリーニ監督の存在は非常に大きな存在
僕が彼の映画を初めて観たのが道と言う映画
この映画は名作だけれど、もしかしたらバンクーバーオリンピックでフィギュアスケート銅メダルを取った高橋大輔選手が、フリー演技でこの映画の音楽を使用したことから、更に有名になったと思う
僕にはフェリーニの映画では、他に好きな映画はたくさんある
例えば、青春群像、崖、ガビリアの夜は、最初に観た時から好きな映画
これらの作品はフェリーニの初期の傑作作品だけれど、彼の後年の映画ではインテルビスタ、そして船が行くとか観たけれど、やっぱりヒューマン映画として、初期作品の傑作は僕の中では強烈過ぎて後期の映画はどうも好きになれない(彼の映画を全部観たわけではないけれどね)
まさに僕の好きなイタリア映画のネオレアリズモを代表する監督と言っていいし、ネオレアリズモを代表する映画が僕は大好きしかし、同じイタリアの映画監督、ネオレアリズモの代表的監督であるルキノ・ヴィスコンティが、いち早く夏の嵐のような華麗なる映画によって、いち早くネオレアリズモから脱却したような映画を発表しまたそのことに成功したが、そんなフェリーニ監督も脱ネオレアリズモを目指した映画が甘い生活であり、その脱却の苦しみを描いた映画が、今回紹介する8 1/2であるだろう。
しかし、この映画のタイトルは変な題名だね実はこの映画はフェリーニ作品において、長編8作目、そして短編1作(1/2作)ということから付けられた題名です
実はこの映画を観るのは2回目。それもはるか昔20年ぐらい前に観たこの映画名作という評判から観たのだが、実はあまりにも理解出来ない映画だったこの映画を観る前に既に『道』『青春群像』という2本のフェリーニ映画を観ていて楽しみにしてみていた映画だったのだが、あまりにも作風の違いに驚き、僕の苦手な過去や現在、現実と幻想が入り混じった映画で大混乱
本当にこの映画の何処が名作がわからなかったけれど、今回は改めてDVDを買ってまで観たけれど・・・それではストーリーを軽く紹介しよう
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映画監督のグイド(マルチェロ・マストラヤンニ)は、何かに怯えている
恐ろしい幻想が彼の頭には浮かんでくるそんな彼は温泉に行くのだが、彼の頭の中は現在の愛人カーラ(サンドラ・ミーロ)の事、または理想の愛人像であるクラウディア(クラウディア・カルディナーレ)、そして妻のルイーズ(アヌーク・エーメ)の事が頭に浮かんでは消えていく
しかし、映画プロデューサーの圧力が更にグイド(マストラヤンニ)を苦しめる次作の映画の脚本、そして出演者が決まっていないのだ
彼はアイデアを求めて教会に出向き神父に会いに行くが、そこでも彼は幼少の頃太った乞食の叔母さんと踊って神父から怒られた苦い経験を思い出すだけだった
やがて、脚本、出演者は決まっていないが豪華セットは勝手に出来上がっていく更にまだ完成するしていない新作映画の記者会見が行われようとしている・・・
はっきり言って新作など全く出来上がっていないのに記者会見とは
恐れをなして、記者会見から逃げ出そうとするグイド(マストラヤンニ)だったが・・・映画史上最も感動的なラストシーンは映画を観てください
初めて観たときは、さっぱり意味のわからない映画だったけれど今回見直すと意外に面白い映画白黒映画だけれど、フェリーニ監督のイマジネーション溢れる展開、それと今観ても、大胆なカメラワークなど映画として魅せるシーンがたくさんある
監督がスランプに陥り、そのスランプを紛らわすのに女性に活路を見出沿うとするストーリー自体は大したことは無いけれど、このラストシーンへ持っていく伏線が良いね
ちなみにもうすぐNINE(ナイン)と言う映画が公開される(3/19)
この映画のキャストが凄いダニエル・デイ・ルイス、ニコール・キッドマン、ペネロペ・クルスそしてソフィア・ローレン
このNINE(ナイン)というタイトルから想像できるが、どうやらこの映画は8 1/2 を思わせるような映画みたいだ
是非NINE(ナイン)を観る前に、今回紹介した8 1/2を観てください
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