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なかなかフィンランドの映画というのは観る機会は無かったのだが、以前にアキ・カウリスマキ監督の過去のない男を観たけれど、非常に情緒のある映画で、男女の恋愛をしみじみと魅せてくれた
そして今回が彼の監督作品を観るのが2作目になるけれど、観てびっくり
なんとこれが、サイレント映画しかも、白黒映画ときたから驚いた
この映画が1999年の作品だから、恐らく世界における20世紀最後のサイレント映画になるだろう いくら僕が映画好きでもそんなにサイレント映画は、あんまり観ていない
チャップリンの映画で街の灯という映画は観たけれど、この映画はまさにサイレント映画の傑作サイレント映画ならではの感動があり、またチャップリンの演技も笑わすし、ヒューマンとコメディが一体化した素晴らしい映画である
他にバスター・キートンのサイレント映画で荒武者キートンを観たことがあるが、非常にスリルがあって面白い映画だったそして、第1回アカデミー賞受賞作品でツバサというサイレント映画も観たことがある悲しいことに記憶力の悪い僕はこの映画を殆ど覚えていないこの映画で覚えているシーンといえば、当時まだ無名だったゲイリー・クーパーが殆どワンシーンだけ出演しているが、その時に彼の名前が画面に出てきたシーンだけ覚えているいきなり彼の名前が映画を観ていて吃驚したそのおかげかどうかわからないが、そのシーンしか覚えていないとは、何とも皮肉としか言いようがないねもう一度見直す気にもならないしね
それとペドロ・アルモドヴァ監督のトーク・トゥ・ハーという映画があるけれど、この映画の中にサイレント映画を映しているシーンがあるこのサイレント映画に笑ってしまったのは僕だけかな
しかし、今回紹介する白い花びらは台詞の声は無いが、音楽は良いねだいたいサイレント映画を観ていると寝てしまいそうになるからね
しかしアキ・カウリスマキの映画を観るのは2回目だけれど、音楽の使い方が上手いねそういう意味ではジム・ジャームッシュと似ている感じがするそれでは、ストーリーを紹介しよう
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田舎でキャベツを作っては、町に作ったキャベツを売りに出ているユハ(サカリ・クオウスマネン)とマルヤ(カティ・オウティネン)の夫婦は貧しい暮らしながらも、幸せな日々を送っていた
そんな夫婦のもとに金持ち風のシュメイカ(エリナ・サロ)が、車の故障で偶然にも通りかかる
ユハ(クオウスマネン)は、シュメイカ(サロ)の車を修理しようとするが、明日まで修理がかかると言う
しかし、シュメイカ(サロ)はユハ(クオウスマネン)の妻であるマルヤ(オウティネン)に対して、こんな田舎から出て僕についておいでと誘うのである
とりあえず車の修理も終り、シュメイカ(サロ)はこの夫婦のもとを去るが、彼はマルヤ(オウティネン)に対して、また迎えに来ると告げる
数ヵ月後にシュメイカ(サロ)がユハ(サロ)とマルヤ(オウティネン)の夫婦のもとに現れたユハ(クオウスマネン)とシュメイカ(サロ)は久しぶりの再会を祝って、酒を飲むが・・・実はシュメイカ(サロ)は飲んだふりをしているだけだった
翌日の朝、シュメイカ(サロ)はマルヤ(オウティネン)を連れて、酔っ払って寝ているユハ(クオスマネン)の隙を付いて飛び出すマルヤ(オウティネン)は世間の事は何も知らない女性で、ユハ(クオスマネン)に対して置手紙をして2人は出て行った
シュメイカ(サロ)とマルヤ(オウティネン)の旅は楽しいものであったしかし、実際にシュメイカ(サロ)の目的地へ着くと、実はシュメイカ(サロ)の考えていた事はマルヤ(オウティネン)を売春婦として売り飛ばすことだった
そして1年後に、ユハ(クオスマネン)はマルヤ(オウティネン)を探しに、ついに街へ出かける彼はマルヤ(オウティネン)と再会するが、その姿は・・・続きは映画を観てください
この映画はモノクロ画像で、しかもサイレント映画(無声映画)
映画好きでも少し、アレルギー反応を起こしてしまいそうで観る気が起こるかもしれないが、しかし実はこの映画が面白いのである
サイレント映画であるだけに、台詞に頼った説明は出来ないから映像で見せて観客にわからせないといけないのだが、この映像表現が抜群に面白い
しかも、カラー映画全盛で、サイレント映画に挑戦するアキ・カウリスマキ監督のこの映画の時代の流れに逆らうチャレンジ精神が凄い
もちろんストーリーも良いねしかし、何となく日本昔話みたいな映画でストーリーは単純だけれど、サイレント映画ならこれぐらい単純な方が良いね
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