褒めまくる映画伝道師のブログ

映画の記事がメイン。自己基準で良かった映画ばかり紹介します。とにかく褒めることがコンセプトです。

映画 バンコック・デンジャラス(2008) タイの女性は綺麗です

2012年01月21日 | 映画(は行)
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 いきなりニコラス・ケイジの自己紹介のナレーションから始まる。『俺の仕事は孤独だけれど、世界のあちこちに出かけることが出来て報酬がいい』。なんだ、その仕事は?と思って興味深く聴いていたら、実は暗殺者。それも成功率100パーセントの凄腕だ
 人殺し成功率100パーセントの秘訣とは次の条件を遵守すること、『質問はしない』『堅気と関わらない』『証拠を残さない』『引き際をわきまえる』。まるで理想の不倫相手の条件を自分自身に課す、極めてストイックな暗殺者の優秀な仕事振りと苦悩を見ることができる映画が今回紹介するバンコック・デンジャラスです

 4件の仕事依頼を最後に引退をしようと決心したニコラス・ケイジ演じる暗殺者が最後の仕事現場に選んだタイ、バンコクにやって来る。これが最後の仕事だと思って、ついつい油断してしまったわけでは無いのだが、通訳兼現金の運び屋として選んだ現地の若者を質問責めにし、キズの手当てのために入った薬局の女の子をナンパしたり等、自分自身に課していたはずの条件を自ら破ってしまってから次第に完璧な仕事振りの歯車が狂ってくる
 思わぬ良心の呵責に悩む暗殺者に想像を絶する修羅場が襲ってくるというのが、大まかなストーリー。

 タイの猥雑な雰囲気、綺麗なおねえちゃんの集団を見て、ニコラス・ケイジ演じるストイックだったはずの暗殺者が急にだらしない男に変貌してしまった感じを受けるが、一方で、こなしていく仕事(人殺し)は流石に高い報酬を得ているだけに抜群のプロらしき振る舞いを見せる。このプロらしき振る舞いはこの映画の見所で、アクションシーンもハリウッド映画というよりも香港映画を感じさせ、非常に満足できるレベル。
 そして特に共感できるのが、最後にこの暗殺者が見せる責任感の強さ最近は部下の失敗をかばうどころか、失敗の責任を部下に押し付ける人間が多いのには絶望的な気分になるが、この映画の結末を知った時これが男の責任の取り方だよ、と思えるバンコック・デンジャラスを紹介します

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 今日も楽勝でプラハでの仕事を終えた、暗殺者のジョー(ニコラス・ケイジ)。誰よりも引き際を理解しているジョー(ケイジ)は最後の仕事場としてタイ、バンコクでの4件の要人暗殺に向かう。
 現地の通訳を探していたジョー(ケイジ)は、自分の理想とピッタリ一致していたコン(シャクリット・ヤムナーム)を見つけ、彼を助手にしてしまう。

 1件目の依頼を成功させたジョー(ケイジ)だったが逃亡中に怪我をしてしまい、薬局に入ったのだが、そこで出会った耳の不自由な女性店員フォン(シャクリット・ヤムナーム)の素直な人柄にジョー(ケイジ)は惚れてしまう。その後も2件、3件目と仕事をこなしていくジョー(ケイジ)だったが、フォン(シャクリット・ヤムナーム)との付き合いによって安らかな気分に満たされ、またただの助手に過ぎなかったコン(シャクリット・ヤムナーム)にかつての自分の姿を重ね、彼に暗殺者としてのテクニックを叩き込んでいく。
 いよいよ、最後の仕事に取り掛かるジョー(ケイジ)だったが、そんな彼に思わぬ苦悩が襲い掛かり・・・暗殺者が見せる至極真っ当な最後の決断は映画を観てください



 ロン毛で嬉しそうな表情を見せるニコラス・ケイジが気持ち悪く見える時がありますが、それ以外はなかなか楽しめる映画です

 監督は香港生まれでThe EYE 【アイ】などタイを中心に活躍するパン兄弟。今回紹介した映画は自らが監督したレインのアメリカ映画のセルフリメイクでした。

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