褒めまくる映画伝道師のブログ

映画の記事がメイン。自己基準で良かった映画ばかり紹介します。とにかく褒めることがコンセプトです。

映画 マスター・アンド・コマンダー(2003) 男同士の熱い友情ドラマ

2012年07月06日 | 映画(ま行)
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 大海原を舞台にした大迫力戦争映画・・・観る前までは、そんなイメージを抱いていたのだが、実は現代の軍艦とは比べ物にならないほどのボロイ帆船内で繰り広げられる男同士の熱い友情を描いた映画というのが正しい解釈だ。
 さて、ストーリーは1805年、ナポレオンが台頭してきた時代が背景。祖国イギリスから遠く離れた南米大陸周辺で百戦錬磨のカリスマ艦長の下で勇敢な男たちが様々な困難に見舞われながらも、イギリス軍よりも圧倒的な設備を誇る宿敵フランス軍の私掠船を捕まえるために立ち向かう。そんなイギリス軍の中に、まだ10代前半の子供達が軍人として参加しているところが大きなミソ。まだ子供なのに戦争に参加しているのが悲劇を誘うのでは無く、大人も子供も関係の無い男同士の熱い友情に感動するドラマだ。
 
 この映画の見どころは前述したように年齢の関係無い友情だけでなく、世界遺産に登録されているガラパゴス諸島が登場すること。とっても美しい島だなあとウットリした瞬間、グロテスクな姿をした生物が登場する。それにしてもやっぱり、イグアナはブサイクだ。
 そして更なる見どころは、あまりにもはまり過ぎているラッセル・クロウ演じる艦長の振る舞い。利己主義でありながらもリーダーたる者はどう有るべきかということを身を持って見せてくれる。時には非情なる決断に迫られる時もあり、リーダーというのは本当に孤独だ。この映画を観終わった後、間違った政策を繰り返してしまう最近の日本の総理大臣達を非難するのを辞めようと心の底から思った。

 将来、俺は社長を目指すんだという人はリーダーとしての心構えを学ぶことが出来るし、海を愛する人達は心が熱くなれるマスター・アンド・コマンダーを紹介します

マスター・アンド・コマンダー [DVD]
ラッセル・クロウ,ポール・ベタニー,ビリー・ボイド
ユニバーサル・ピクチャーズ・ジャパン


 1805年、世界制覇を企むナポレオンの野望を阻止するために帆船サプライズ号を率いるジャック・オリーブ艦長(ラッセル・クロウ)に明らかに設備で上回るフランス海軍の私掠船アケロン号を捕えるようにという無謀な命令が下る。
 サプライズ号にはオリーブ艦長(クロウ)以外に、彼の親友であり軍医兼博物学者のスティーヴ(ポール・ベタニー)、そしてまだ10代前半の少年たちが乗り込んでいる。

 最初のサプライズ号とアケロン号の戦いは圧倒的な設備を誇るアケロン号の勝ち。甚大な損害を受けたサプライズ号だったが、それでも態勢を立て直し、オリーブ艦長(クロウ)はアケロン号を追いかける。しかし、サプライズ号の前に自然の脅威が立ちはだかり、次第に部下たちの戦闘士気も低下していくが・・・思わず胸が熱くなる数々のシーンは映画を観てください



 監督はアクション、恋愛、ヒューマンなどあらゆる分野において傑作を撮るピーター・ウィアー先生と生徒の熱い関係を描いたいまを生きる、フランス人男性とアメリカ人女性の恋愛を描いたグリーン・カード、偽りの人生から新たなる人生への挑戦を試みようとするトゥルーマン・ショーなど。そしてハリソン・フォード主演の刑事映画の刑事ジョン・ブック 目撃者は特にお勧めです

 主演は今や名優としての価値を揺るぎないものにした感のあるラッセル・クロウ。多くの名作、ヒット作品に出演していますが、ここでは彼が有名になる前のL.A.コンフィデンシャルをお勧めとして挙げておきます。

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