毎年1~2本の映画を撮っているような気がする非常に多忙で多作なウディ・アレン監督。もう既に70歳代半ばを過ぎているが、最近の作品を観ていても、頭の柔軟さ、アイデアの豊富さには感嘆するばかり。しかも自虐ネタがますます絶好調で笑える。そんなウディ・アレン監督の作品の大ファンだと公言する人の期待に見事に応え、あるいはそうでも無い人にとっても、きっと楽しめるのが今回紹介する映画ミッドナイト・イン・パリだ。
タイムトラベルを扱っている映画という点では、その種の作品ではバック・トゥ・ザ・フューチャー、バタフライ・エフェクトなどのような多くの傑作があるのでそれほど大したアイデアを用いているわけではないのだが、世界中の人々が憧れるパリを舞台にしたことで、非常にお洒落で粋な映画が出来あがった。
映画脚本家として、そこそこの成功を収めているギル(オーウェン・ウィルソン)だっただが、今は処女小説の執筆中でパニック気味。ギル(ウィルソン)は婚約者のイネス(レイチェル・マクアダムス)と彼女の両親と一緒にパリに旅行として来ていた。ギル(ウィルソン)はパリに憧れていて、特に世界中から芸術家達がやって来た1920年代のパリに憧れている。小説が売れたあかつきにはパリで暮らすことまで夢見ている。
パリでの滞在中にイネス(マクダムス)の友人であるポール(マイケル・シーン)と出会い、一緒に観光するがギル(ウィルソン)は何かとポール(シーン)がデタラメな知識を語るのに嫌気がさし、しかもイネス(マクダムス)がそんなポール(シーン)に対して、尊敬の眼差しで見ているのにイラついてくる。
そんなある日のこと、何かとイライラしていたギル(ウィルソン)は真夜中のパリを1人で歩いていると、見知らぬ人から車に乗るように誘われ、そのまま乗車すると行き着いた先は、驚いたことに憧れていた1920年代のパリ。そこには実在のF・スコット・フィッツジェラルド、アーネスト・ヘミングウェイ、パブロ・ピカソ、サルバドール・ダリ、ルイス・ブニュエル・・・等の錚々たる芸術家たちがいた。
しかも、当時ピカソの愛人だったアドリアナ(マリオン・コンティヤール)の美しさに、ギル(ウィルソンン)は惹かれてしまい・・・
冒頭でパリの街並みを写しだし、著名な芸術家がたくさん出て来たりするシーンはパリ好き、芸術好きにはたまらない。たくさん登場する実在した芸術家を全員知らなくても、1人でも知っていたらチョッとしたエピソード?が出てきたりして楽しめる。憧れの人に出会いたいという想いを叶えてくれるのが楽しい映画だ。
他にも苦い恋愛、アメリカ人のパリに対する憧れ、逆に保守的アメリカ人のパリに対する考え方、時代的ギャップ、懐古主義的な考え方に対する皮肉なども描かれていて、インテリ層の人が観ても楽しめる。
またウディ・アレンが出演している映画を多く観ている人には、オーウェン・ウィルソンの演技が笑える。
文学、絵画、フランス史に詳しい人には大いに満足できて、所々では笑える。それでいてちょっぴりホロ苦いラストシーンも印象的。ウディ・アレン作品のファンは勿論楽しめ、そうで無い人も楽しめそうなミッドナイト・イン・パリはお勧めです
監督は前述したウディ・アレン。自分で監督した作品に出演することが多いことでも知られているが、実は出演していない時の方が面白い映画が多い。
彼が出演している時の作品ではマンハッタン、ダイアン・キートン競演のマンハッタン殺人ミステリーが面白い。比較的最近ではヒュー・ジャックマン、スカーレット・ヨハンソン競演のタロットカード殺人事件がお勧め。
彼が出演していない作品ではカイロの紫のバラがお勧めで、個人的に彼の作品では1番好きです。他にブロードウェイと銃弾がお勧め。
主演のギルを演じるのがオーウェン・ウィルソン。ウェス・アンダーソン監督のザ・ロイヤル・テネンバウム、ロバート・デ・ニーロ競演のミート・ザ・ペアレンツがお勧め。
主人公が憧れてしまうアドリアナ役でマリオン・コティヤール。笑えるカーアクション映画のTAXiシリーズでのヒロインで有名。エディット・ピアフ〜愛の讃歌〜ではアカデミー主演女優賞に輝いてからは、今やノリノリの女優。クリストファー・ノーラン監督のインセプション、ダークナイト ライジングといった大ヒット作にも出演しています。
他にも多くの有名俳優が出演していますが、個人的には笑えたのがサルバドール・ダリの役でエイドリアン・ブロディが出演しています。彼の代表作となるどロマン・ポランスキー監督の戦場のピアニストが有名です。
にほんブログ村 映画ブログ
人気ブログランキングに参加しております。クリックお願いします
タイムトラベルを扱っている映画という点では、その種の作品ではバック・トゥ・ザ・フューチャー、バタフライ・エフェクトなどのような多くの傑作があるのでそれほど大したアイデアを用いているわけではないのだが、世界中の人々が憧れるパリを舞台にしたことで、非常にお洒落で粋な映画が出来あがった。
映画脚本家として、そこそこの成功を収めているギル(オーウェン・ウィルソン)だっただが、今は処女小説の執筆中でパニック気味。ギル(ウィルソン)は婚約者のイネス(レイチェル・マクアダムス)と彼女の両親と一緒にパリに旅行として来ていた。ギル(ウィルソン)はパリに憧れていて、特に世界中から芸術家達がやって来た1920年代のパリに憧れている。小説が売れたあかつきにはパリで暮らすことまで夢見ている。
パリでの滞在中にイネス(マクダムス)の友人であるポール(マイケル・シーン)と出会い、一緒に観光するがギル(ウィルソン)は何かとポール(シーン)がデタラメな知識を語るのに嫌気がさし、しかもイネス(マクダムス)がそんなポール(シーン)に対して、尊敬の眼差しで見ているのにイラついてくる。
そんなある日のこと、何かとイライラしていたギル(ウィルソン)は真夜中のパリを1人で歩いていると、見知らぬ人から車に乗るように誘われ、そのまま乗車すると行き着いた先は、驚いたことに憧れていた1920年代のパリ。そこには実在のF・スコット・フィッツジェラルド、アーネスト・ヘミングウェイ、パブロ・ピカソ、サルバドール・ダリ、ルイス・ブニュエル・・・等の錚々たる芸術家たちがいた。
しかも、当時ピカソの愛人だったアドリアナ(マリオン・コンティヤール)の美しさに、ギル(ウィルソンン)は惹かれてしまい・・・
冒頭でパリの街並みを写しだし、著名な芸術家がたくさん出て来たりするシーンはパリ好き、芸術好きにはたまらない。たくさん登場する実在した芸術家を全員知らなくても、1人でも知っていたらチョッとしたエピソード?が出てきたりして楽しめる。憧れの人に出会いたいという想いを叶えてくれるのが楽しい映画だ。
他にも苦い恋愛、アメリカ人のパリに対する憧れ、逆に保守的アメリカ人のパリに対する考え方、時代的ギャップ、懐古主義的な考え方に対する皮肉なども描かれていて、インテリ層の人が観ても楽しめる。
またウディ・アレンが出演している映画を多く観ている人には、オーウェン・ウィルソンの演技が笑える。
文学、絵画、フランス史に詳しい人には大いに満足できて、所々では笑える。それでいてちょっぴりホロ苦いラストシーンも印象的。ウディ・アレン作品のファンは勿論楽しめ、そうで無い人も楽しめそうなミッドナイト・イン・パリはお勧めです
ミッドナイト・イン・パリ [DVD] | |
キャシー・ベイツ,エイドリアン・ブロディ,カーラ・ブルーニ,マリオン・コティヤール,レイチェル・マクアダムス | |
角川書店 |
ミッドナイト・イン・パリ [Blu-ray] | |
キャシー・ベイツ,エイドリアン・ブロディ,カーラ・ブルーニ,マリオン・コティヤール,レイチェル・マクアダムス | |
角川書店 |
監督は前述したウディ・アレン。自分で監督した作品に出演することが多いことでも知られているが、実は出演していない時の方が面白い映画が多い。
彼が出演している時の作品ではマンハッタン、ダイアン・キートン競演のマンハッタン殺人ミステリーが面白い。比較的最近ではヒュー・ジャックマン、スカーレット・ヨハンソン競演のタロットカード殺人事件がお勧め。
彼が出演していない作品ではカイロの紫のバラがお勧めで、個人的に彼の作品では1番好きです。他にブロードウェイと銃弾がお勧め。
主演のギルを演じるのがオーウェン・ウィルソン。ウェス・アンダーソン監督のザ・ロイヤル・テネンバウム、ロバート・デ・ニーロ競演のミート・ザ・ペアレンツがお勧め。
主人公が憧れてしまうアドリアナ役でマリオン・コティヤール。笑えるカーアクション映画のTAXiシリーズでのヒロインで有名。エディット・ピアフ〜愛の讃歌〜ではアカデミー主演女優賞に輝いてからは、今やノリノリの女優。クリストファー・ノーラン監督のインセプション、ダークナイト ライジングといった大ヒット作にも出演しています。
他にも多くの有名俳優が出演していますが、個人的には笑えたのがサルバドール・ダリの役でエイドリアン・ブロディが出演しています。彼の代表作となるどロマン・ポランスキー監督の戦場のピアニストが有名です。
にほんブログ村 映画ブログ
人気ブログランキングに参加しております。クリックお願いします