日本のみならず世界的にも有名かつ大人気のピーター・パン。何故かわからないが、俺にはピーターパンと言えば、ワイヤーで吊るされて飛んでいるイメージしか湧いてこない。実はピーター・パンのストーリーってどんなお話だったけ?と思うぐらい内容なんかはすっかり忘れてしまっているし、俺みたいなチョッと痛い大人をピーターパン症候群って言うんだよな~って妙なことを思い出させる。
年を取ることがない永遠の少年ピーターパンだが、その誕生秘話を描いたのが、今回紹介する映画ネバーランド。ピーターパンの誕生秘話なんて興味がない人が多いと思うが、実はピーターパン誕生100周年を記念して製作された映画だが、そんな記念行事にまことに相応しい豪華キャストで、大いに感動するドラマだ。
俺みたいに気持ちがピュアな人間だらけならば、きっと素晴らしい世界が存在すると思うのだが、現実は欲望にまみれた大人ばかりが存在するし、俺の周りも腹黒い人間ばかり。この世の中は俺みたいな人間には本当に居心地が悪過ぎる。まあ、はっきり言って俺の愚痴なんかはどうでもよく、未だに国籍を問わず人気のあるピーターパン誕生の裏に隠された感動秘話とはいかなるものか。
1903年のロンドンにおいて、劇作家であるジェームス・マシュー・バリ(ジョニー・デップ)は、今晩も自らの舞台劇の評判が大変悪かったことにガックリしていた。
チョイと気分転換に近くの公園に出かけたバリ(ジョニー・デップ)だったが、若くして未亡人になってしまったシルヴィア(ケイト・ウィンスレット)と、彼女の4人の子供達と出会うが、特に空想好きの三男のピーター(フレディ・ハイモア)に、興味を惹かれる。
バリ(ジョニー・デップ)はシルヴィア(ケイト・ウィンスレット)一家が金銭的、それ以外の事でも困っていることを知り、手を差し延べるうちに親密感が深まっていく、と同時に元々冷めていたバリ(デップ)と妻(ラダ・ミッチェル)の仲はさらに悪くなり、しかもバリ(ジョニー・デップ)とシルヴィア(ケイト・ウィンスレット)の仲はロンドン中をあらぬ噂で広まっていくのだが・・・
スランプ気味の劇作家バリ(ジョニー・デップ)が一念発起して、新作を考え出す切っ掛けとなったのが、ピーター(フレディ・ハイモア)との出会い。ピーター(ハイモア)の幼いながらも深く傷ついた心の闇に触れることによってアイデアが湧いてくるストーリーだが、後半に向けての大げさなストーリー展開が大粒の涙を誘う。
映画を観ていて、バリ(ジョニー・デップ)が特に新作発表するために机にペンを持って向かうシーンなんかはまるで無く、なんだかシルヴィア(ケイト・ウィンスレット)や彼女の子供達と遊んでばかりいるシーンが目立ったように思えて、スランプ中の劇作家にしては全く悲壮感が漂ってこないし、むしろ今の生活を楽しんでいるように見えたのは俺だけか。
しかし、多くの作品で被り物が多い二枚目スターのジョニー・デップだが本作でも大して必要性の無さそうな被り物を見せるのには笑った。恐らく監督は特に要求していないのに、ジョニー・デップ本人が『こんな格好がしたいんだ』なんて自らアイデアを出したんだろう、なんて舞台裏を想像してしまう。
さて、クライマックスのネバーランドのシーンは親子愛、人間の善意に大いに感動する名シーンだし、きっと観ている誰もがこの世の中に希望を持つことができるはず。ピーター・パンのストーリーなんか全く知らない人でも映画ネバーランドはお勧めだ
監督は最近は007 慰めの報酬や、ブラッド・ピット主演のワールド・ウォーZなどの大作が多くなってきたマーク・フォスター。元々は本作のような佳作が多い監督さん。ハル・ベリー、ビリー・ボブ・ソートン、ヒース・レジャー共演の社会派的ドラマのチョコレート、ユアン・マクレガー、ナオミ・ワッツ共演の感動のサスペンスステイがお勧め。
主演は大スタージョニー・デップ。パイレーツ・オブ・カリビアンシリーズの大ヒット映画で知られていますが、意外にアート系の佳作品への出演が多い。ティム・バートン監督とのコンビでの作品が多いですが、個人的にはシザー・ハンズ、スリーピー・ホロウ、チャーリーとチョコレート工場がお勧め。
他にジム・ジャームッシュ監督の作品が好きな人ならば、異色西部劇デッドマン、ロマン・ポランスキー監督の知的な雰囲気が漂うホラーミステリーナインスゲート、ロバート・ロドリゲス監督、アントニオ・バンデラス共演のアクション映画レジェンド・オブ・メキシコ/デスペラード、ラッセ・ハルストレム監督、レオナルド・ディカプリオ共演のギルバート・グレイブがお勧め。
未亡人の役でケイト・ウィンスレット。大ヒット映画タイタニックの印象が強烈ですが、その後も渋いアート系の作品に出演する非常に志の強い女優さんであり、今や名女優と言っても良いでしょう。フィリップ・カウフマン監督、ジェフリー・ラッシュ共演のクイルズ、アラン・パーカー監督、ケヴィン・スペイシー、ローラ・リニー共演の死刑制度の是非を斬新なサスペンスタッチで描いたライフ・オブ・デビッド・ゲイル、ちょっと痛い大人達を描いたジェニファー・コネリー共演のリトル・チルドレン、スティーヴン・ダルドリー監督、レイフ・ファインズ共演の愛を読むひとがお勧め。
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年を取ることがない永遠の少年ピーターパンだが、その誕生秘話を描いたのが、今回紹介する映画ネバーランド。ピーターパンの誕生秘話なんて興味がない人が多いと思うが、実はピーターパン誕生100周年を記念して製作された映画だが、そんな記念行事にまことに相応しい豪華キャストで、大いに感動するドラマだ。
俺みたいに気持ちがピュアな人間だらけならば、きっと素晴らしい世界が存在すると思うのだが、現実は欲望にまみれた大人ばかりが存在するし、俺の周りも腹黒い人間ばかり。この世の中は俺みたいな人間には本当に居心地が悪過ぎる。まあ、はっきり言って俺の愚痴なんかはどうでもよく、未だに国籍を問わず人気のあるピーターパン誕生の裏に隠された感動秘話とはいかなるものか。
1903年のロンドンにおいて、劇作家であるジェームス・マシュー・バリ(ジョニー・デップ)は、今晩も自らの舞台劇の評判が大変悪かったことにガックリしていた。
チョイと気分転換に近くの公園に出かけたバリ(ジョニー・デップ)だったが、若くして未亡人になってしまったシルヴィア(ケイト・ウィンスレット)と、彼女の4人の子供達と出会うが、特に空想好きの三男のピーター(フレディ・ハイモア)に、興味を惹かれる。
バリ(ジョニー・デップ)はシルヴィア(ケイト・ウィンスレット)一家が金銭的、それ以外の事でも困っていることを知り、手を差し延べるうちに親密感が深まっていく、と同時に元々冷めていたバリ(デップ)と妻(ラダ・ミッチェル)の仲はさらに悪くなり、しかもバリ(ジョニー・デップ)とシルヴィア(ケイト・ウィンスレット)の仲はロンドン中をあらぬ噂で広まっていくのだが・・・
スランプ気味の劇作家バリ(ジョニー・デップ)が一念発起して、新作を考え出す切っ掛けとなったのが、ピーター(フレディ・ハイモア)との出会い。ピーター(ハイモア)の幼いながらも深く傷ついた心の闇に触れることによってアイデアが湧いてくるストーリーだが、後半に向けての大げさなストーリー展開が大粒の涙を誘う。
映画を観ていて、バリ(ジョニー・デップ)が特に新作発表するために机にペンを持って向かうシーンなんかはまるで無く、なんだかシルヴィア(ケイト・ウィンスレット)や彼女の子供達と遊んでばかりいるシーンが目立ったように思えて、スランプ中の劇作家にしては全く悲壮感が漂ってこないし、むしろ今の生活を楽しんでいるように見えたのは俺だけか。
しかし、多くの作品で被り物が多い二枚目スターのジョニー・デップだが本作でも大して必要性の無さそうな被り物を見せるのには笑った。恐らく監督は特に要求していないのに、ジョニー・デップ本人が『こんな格好がしたいんだ』なんて自らアイデアを出したんだろう、なんて舞台裏を想像してしまう。
さて、クライマックスのネバーランドのシーンは親子愛、人間の善意に大いに感動する名シーンだし、きっと観ている誰もがこの世の中に希望を持つことができるはず。ピーター・パンのストーリーなんか全く知らない人でも映画ネバーランドはお勧めだ
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ジョニー・デップ,ケイト・ウィンスレット,ダスティン・ホフマン,フレディ・ハイモア,ジュリー・クリスティ | |
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監督は最近は007 慰めの報酬や、ブラッド・ピット主演のワールド・ウォーZなどの大作が多くなってきたマーク・フォスター。元々は本作のような佳作が多い監督さん。ハル・ベリー、ビリー・ボブ・ソートン、ヒース・レジャー共演の社会派的ドラマのチョコレート、ユアン・マクレガー、ナオミ・ワッツ共演の感動のサスペンスステイがお勧め。
主演は大スタージョニー・デップ。パイレーツ・オブ・カリビアンシリーズの大ヒット映画で知られていますが、意外にアート系の佳作品への出演が多い。ティム・バートン監督とのコンビでの作品が多いですが、個人的にはシザー・ハンズ、スリーピー・ホロウ、チャーリーとチョコレート工場がお勧め。
他にジム・ジャームッシュ監督の作品が好きな人ならば、異色西部劇デッドマン、ロマン・ポランスキー監督の知的な雰囲気が漂うホラーミステリーナインスゲート、ロバート・ロドリゲス監督、アントニオ・バンデラス共演のアクション映画レジェンド・オブ・メキシコ/デスペラード、ラッセ・ハルストレム監督、レオナルド・ディカプリオ共演のギルバート・グレイブがお勧め。
未亡人の役でケイト・ウィンスレット。大ヒット映画タイタニックの印象が強烈ですが、その後も渋いアート系の作品に出演する非常に志の強い女優さんであり、今や名女優と言っても良いでしょう。フィリップ・カウフマン監督、ジェフリー・ラッシュ共演のクイルズ、アラン・パーカー監督、ケヴィン・スペイシー、ローラ・リニー共演の死刑制度の是非を斬新なサスペンスタッチで描いたライフ・オブ・デビッド・ゲイル、ちょっと痛い大人達を描いたジェニファー・コネリー共演のリトル・チルドレン、スティーヴン・ダルドリー監督、レイフ・ファインズ共演の愛を読むひとがお勧め。
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