日本で多くの男性アイドルグループを輩出してきたジャニーズ。しかし、今や故人になった前社長ジャーニー喜多川による所属タレントやデビュー前のジャニーズJr.に対する性的虐待が明るみになった数々の事件においてジャニーズは大揺れどころか存亡の危機に瀕して消滅してしまいそうだ。次々と明るみになるジャニーズ事務所の杜撰な会社経営は、芸能界だけでなく日本社会全体を揺るがしている。
さて、このような未少年に対する性的虐待事件があまりにも大きく報道されているが、特に日本だけの問題ではない。実は世界中で昔から存在し、特に世界中のカトリック教会で神父が未成年者を性的虐待する事件が頻発していたのだが、そのことを暴き出す切っ掛けになった記者たちの苦闘を描いた映画が今回紹介するスポットライト 世紀のスクープ。本作を見るとジャニー喜多川による性加害事件と多くの共通点が見出される。その点において、本作は少しばかり前の映画になってしまうが、まさに今の日本にとって非常にタイムリーな映画と言えるだろう。
実話を基にした非常におぞましい事件に対するジャーナリスト達の苦闘を描いたストーリーの紹介を。
2001年、アメリカはマサーセッツ州のボストンにおいて最大の新聞数を発行するボストン・グループに新局長としてユダヤ人のバロン(リーヴ・シュレイバー)を迎え入れる。新任早々でバロンはとてつもない計画を実行するように社内の極秘捜査を行う担当部門である少数精鋭のチーム『スポットライト』にゲーガン事件を操作するように命じる。その事件は1971年にゲーガン神父が少年に対して性的被害を負わせたこと。ボストン・グループに記事にしていた事件だったのだが、事件の重大さの割に軽く扱っていたことにバロンは不満だったのだ。
そしてロビー(マイケル・キートン)をリーダーとするスポットライトチームはゲーガン神父の1971年からの行動を徹底的追求するのだが、そこに浮かび上がってきたのは、驚くほど腐敗したカトリック教会の実像であったのだが・・・
出るわ出るわのゲーガン神父による少年少女に対する性加害に対する数々。しかも、その様な性的虐待を行ったいたのはゲーガン神父だけではなく出るわ出るわのロクでもない神父たちのおびただしい数々。そして、教会幹部たちの隠蔽体質と腹立たしいその方法。しかも、教会だけでなく見て見ぬ振りををしている人間がボストンの偉いさんの中には多くいることを知らされる。そのような中でスポットライトの面々も妨害に遭ったりで、とてつもない労力を費やされることになる。
そして、本作では性被害に遭ってしまった人達の苦悩も描かれている。この辺りは夢をもってジャニーズからデビューをしようと思った少年達が屈辱を味わって挫折してしまい、未だに悩まされることの辛さを知ることができる。
アメリカのジャーナリズムの凄さと同時に、日本のジャーナリズムの浅ましさの比較までしてしまい、何とも複雑な気分にもさせられた。記者たちの仕事は大勢が揃って頓珍漢な質問を長々とすることではない。記事に書いて読んでもらうこと。もっと本作のジャーナリストのように独自で取材をして、メモを必死でとり、歩いて取材をしろ!と言いたくなる。
他にも権力がいかに人間を誇大妄想させてしまうかを痛感するし、東山社長には本当に真摯に被害者の方々と向き合って欲しいと思う今日この頃である。そんな訳で今回は現在の日本に非常にタイムリーな映画スポットライトをお勧め映画に挙げておこう
さて、このような未少年に対する性的虐待事件があまりにも大きく報道されているが、特に日本だけの問題ではない。実は世界中で昔から存在し、特に世界中のカトリック教会で神父が未成年者を性的虐待する事件が頻発していたのだが、そのことを暴き出す切っ掛けになった記者たちの苦闘を描いた映画が今回紹介するスポットライト 世紀のスクープ。本作を見るとジャニー喜多川による性加害事件と多くの共通点が見出される。その点において、本作は少しばかり前の映画になってしまうが、まさに今の日本にとって非常にタイムリーな映画と言えるだろう。
実話を基にした非常におぞましい事件に対するジャーナリスト達の苦闘を描いたストーリーの紹介を。
2001年、アメリカはマサーセッツ州のボストンにおいて最大の新聞数を発行するボストン・グループに新局長としてユダヤ人のバロン(リーヴ・シュレイバー)を迎え入れる。新任早々でバロンはとてつもない計画を実行するように社内の極秘捜査を行う担当部門である少数精鋭のチーム『スポットライト』にゲーガン事件を操作するように命じる。その事件は1971年にゲーガン神父が少年に対して性的被害を負わせたこと。ボストン・グループに記事にしていた事件だったのだが、事件の重大さの割に軽く扱っていたことにバロンは不満だったのだ。
そしてロビー(マイケル・キートン)をリーダーとするスポットライトチームはゲーガン神父の1971年からの行動を徹底的追求するのだが、そこに浮かび上がってきたのは、驚くほど腐敗したカトリック教会の実像であったのだが・・・
出るわ出るわのゲーガン神父による少年少女に対する性加害に対する数々。しかも、その様な性的虐待を行ったいたのはゲーガン神父だけではなく出るわ出るわのロクでもない神父たちのおびただしい数々。そして、教会幹部たちの隠蔽体質と腹立たしいその方法。しかも、教会だけでなく見て見ぬ振りををしている人間がボストンの偉いさんの中には多くいることを知らされる。そのような中でスポットライトの面々も妨害に遭ったりで、とてつもない労力を費やされることになる。
そして、本作では性被害に遭ってしまった人達の苦悩も描かれている。この辺りは夢をもってジャニーズからデビューをしようと思った少年達が屈辱を味わって挫折してしまい、未だに悩まされることの辛さを知ることができる。
アメリカのジャーナリズムの凄さと同時に、日本のジャーナリズムの浅ましさの比較までしてしまい、何とも複雑な気分にもさせられた。記者たちの仕事は大勢が揃って頓珍漢な質問を長々とすることではない。記事に書いて読んでもらうこと。もっと本作のジャーナリストのように独自で取材をして、メモを必死でとり、歩いて取材をしろ!と言いたくなる。
他にも権力がいかに人間を誇大妄想させてしまうかを痛感するし、東山社長には本当に真摯に被害者の方々と向き合って欲しいと思う今日この頃である。そんな訳で今回は現在の日本に非常にタイムリーな映画スポットライトをお勧め映画に挙げておこう
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます