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今回紹介する映画、マイライフ・アズ・ア・ドッグは、スウェーデン映画で監督はラッセ・ハルストラム(画像下)です。
スウェーデン映画と言えば、やはり巨匠イングマール・ベルイマン監督が有名だろう彼の映画は不良少女モニカという映画を記事にしているけれど、彼の映画は宗教色が強く、難解だけれど今回のラッセ・ハルストラムのマイライフ・アズ・ア・ドッグは世界中で絶賛を浴び、彼がハリウッドで映画を撮るキッカケになった作品と言って良いだろうそして、そこにはベルイマン監督とは違う暖かさ、そしてユーモアが包み込まれているそれではマイライフ・アズ・ア・ドッグを紹介します
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舞台は1950年代後半のスウェーデンの田舎が舞台になっています冒頭で、ライカ犬の話が出てくるイングマル少年が、満天の星を自分の部屋から見て、つぶやく人工衛星に乗せられ地球最初の動物となったライカ犬の事を思うと、僕は運の良い方だこの映画によると人工衛星に乗せられたライカ犬は5ヶ月間何も食事を与えられず、餓死してしまったとイングマル少年は満天の星に言います(このライカ犬が死んだ理由は色々な説があるみたいです)
イングマル少年は兄のエリクに苛められ、イングマル少年は少しドジなところがあり、その度に母親から怒られる父は南洋の方に行っていて、殆ど帰ってこない自分に嫌な事が起こると、その度に彼は満天の星空に向かって、色々な不幸な事件を例に挙げて(ライカ犬の話もその内の1つです)自分自身を慰めている
そして、度々この映画の中に挿入される海辺での母との思い出(夢の中の話かな?)は、イングマル少年の気持ちが表現された美しい映像だ
そして、彼には愛犬のシッカン〈画像下)が家の中では唯一の慰めとなっている
しかし、母が病気を患っており夏休みの間、兄のエリクは祖母の所へそして、イグマル少年は母の弟の伯父さんであるグンネル伯父さんの所へ行くことになるそして、愛犬のシッカンは何処かへ預けられるらしい
イングマル少年はグンネル伯父さんは心優しい人だったしかも、ここの村の人たちは、今まで見たことの無いような人たちばかりだ最初に友達になる緑色の髪の毛の少年、そして、家の屋根から道を挟んだ農場まで行けるロープで吊るされた木製の乗り物を作った人(最初はイングマル少年がそれに乗るが、農場までたどり着けず道のど真ん中の上のロープの位置で止まってしまう)そして、グンネル伯父さんは、ガラス工場で働いているが、そこで同じように働いている大人の女性〈グンネル伯父さんは彼女のことを気に入っている)だが、いつもいんグマル少年を見張り役で連れて来てある家で芸術家のヌードモデルになっている
しかし、そんな中でもサッカーが上手で、スウェーデン式?のボクシング(片手だけグローブをはめているけれど?)も上手なガキ大将サガが1番この村で気になっていた
しかし、サガは実は女の子であることを緑の髪の毛をした少年から知らされ、イングマル少年は驚くそして、サガとボクシングの戦いをさせられ、イングマル少年はボコボコ
そして、夏休みも終わりイングマル少年は実家に戻ってくるそこには兄のエリクも帰っていて、イングマル少年はエリクにシッカンは何故いないの?と、聞くが答えが返ってこない
そして、イングマル少年は病気で寝ている母のベッドの側に行くと、母は妙にイングマル少年に優しかったしかし、母はついに入院することになり死んでしまった
秋になり再びグンネル伯父さんの所へ行くことになったイングマル少年だが、グンネル伯父さんのところにギリシア人がやって来て、家が狭くなったことを理由に、おばあちゃんの家に引っ越すことを頼まれるが、イングマル少年は条件として、愛犬のシッカンをここに連れて来ることを約束させる
そして、サガと出会ったイングマル少年は、彼から見てサガはまだガキ大将に見えるが、サガ自身は自分がガキ大将から少女に変わりつつあることに気付いていた
しかし、そんなある日サガの口からシッカンが死んだ事を知らされる
イングマル少年はグンネル伯父さんが作った小屋に1人っきりになり、シッカンを殺したのは、僕じゃないと叫び泣きじゃくるこのシーンはいかにも子供の純粋さが、そして大人たちの子供の純粋さに気付かなかったシーンを表現した名場面だと思う
そして、イングマル少年とサガは、あの木製の乗り物で家から道を挟んだ農場へまた乗ることになるその時すでにサガはガキ大将ではなく、女の子らしくスカートを身に付けていた2人はその乗り物でロープを伝って農場へたどり着くことに成功する
そして、時は流れ村ではスウェーデン選手が挑戦しているボクシングの世界選手権が行われているのに、みんな熱狂している
しかし、その時イングマル少年とすっかり少女になったサガとすやすやと眠っているのだった
ここには少年の純粋な心を描き、またそれに気付かない大人たちが描かれているけれど、別に大人たちを否定している訳ではない逆に、色々な人々との交流を通したイングマル少年の成長を、悲しみとユーモアを交えた涙を誘う映画ですしかし、犬と子供を使って泣かす映画は反則だね
だけど、紛れも無くこの映画は名作だと思うお勧めの映画です
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