褒めまくる映画伝道師のブログ

映画の記事がメイン。自己基準で良かった映画ばかり紹介します。とにかく褒めることがコンセプトです。

映画 セブン・イヤーズ・イン・チベット(1997) 若きダライ・ラマと登山家の交流を描く

2009年01月05日 | 映画(さ行)
にほんブログ村 映画ブログへ
にほんブログ村 映画ブログ

 去年の話になるが、北京オリンピックが、行われたしかし、今回のオリンピックほど、開催中に本当に成功するのか、または暴動、テロなどが行われないかそんな心配をよそに無事に行われた
 皆さん、北京オリンピックが行われる前に中国のチベット自治区で暴動が起きたのは記憶に新しい事だと思うそんな時に脚光を浴びた人物がダライ・ラマ〈画像下)である

 中国政府がダライ・ラマチベット暴動を扇動したとの報道があったが、ダライ・ラマ自身は否定している
 正直ダライ・ラマという人物が、どんな人間かそして、チベットと中国の関係が、実は過去にどんな歴史があったのか、僕は知らなかった
 そのようなチベットの歴史を知る上で大変参考になった映画が、今回紹介するセブン・イヤーズ・イン・チベットであるが、この映画は実はオーストリアの登山家であるハインリッヒ・ハラーの自伝を映画化したものであるそれでは、セブン・イヤーズ・イン・チベットを紹介しよう

セブン・イヤーズ・イン・チベット〈ニューマスター版〉 [DVD]

角川ヘラルド・ピクチャーズ

このアイテムの詳細を見る


 時代は1939年、ナチスドイツが台頭してきた時代ハラー(ブラッド・ピット〈画像下))は、妻が妊娠中であるのにもかかわらず登山に夢中になっている子供が産まれるのは、どうやら登山中だろうと言っている

 その頃オーストリアはドイツ軍に支配されており、ハラー(ピット)はドイツの威信をかけて、ドイツ人のペーター(デヴィッド・シューリス)率いるドイツ部隊と一緒にナンガ・バルバット(画像下)(ヒマラヤ山脈系列:パキスタン)に登頂に挑戦するが、雪崩に遭い登頂を断念する

 そして、ハラー(ピット〉達はインドへ降りるが第二次世界大戦が始まり、イギリス(ドイツの敵対国)の植民地であるインドで捕虜収容所へ入れられてしまうそして、捕虜収容所で子供が産まれたことを知り、何度も手紙を妻に書き、そして何度も捕虜収容所から脱出しようと試みるしかも、妻から離婚願いの手紙が来て、その時自己的な生き方をしてきた自分の過ちに気付く
 しかし、ある日ついに脱出に成功するが、過酷な自然環境の中を単独で逃げるが、途中でペーター〈シューリス)と出会い2人は2年の年月を逃避行に費やし、ついに外国人にとっては禁断の地である、チベットのラサにたどり着くそして、彼等はチベット族に変装して、黄金のポタラ宮殿ヒマラヤ山脈の壮大な景色、宗教に生きるラサの人々の純潔さにハラー(ピット)は心が洗われる思いをした
 そして、2人は犬の餌に手をつけてしまうが、チベットの政治家であるツアロン(マコ岩松)の手厚い持て成しを逆に受けるしかも、チベットの貴族人たちの計らいで2人は欧州風の服を仕立ててもらう
 やがて、ハラー(ピット)はダライ・ラマ〈当時14歳)に呼ばれることになる不安を感じながらもまだ少年のダライ・ラマの前にするが、彼は好奇心旺盛でハラー(ピット)に対して西欧文化の事、世界の地域の首都などをハラー(ピット)から色々話を聞くのであったそして、ダライ・ラマとハラー(ピット)の交流はハラー(ピット)にとっては、精神的に良き境地に達する事になるしかし、そんなチベットにも中国政府との緊張感が漂ってきた大して武器を持たないチベットの人たちは、戦いを避けたかったが、中国は攻めてきたハラー(ピット)はダライ・ラマに逃げることを勧めるが・・・この後は映画を観てください

 今はハラー・ハインリッヒはお亡くなりになっていますが、ダライ・ラマとの友情はハラー・ハインリッヒが死ぬまで続いた(この映画の公開中は生存しています)そして、ダライ・ラマは、あくまでも平和的に中国との友好関係を築こうとしています
 この交流、そして友情を感動的に描いた監督はフランス人のジャン・ジャック・アノーです
 彼の映画で僕が印象的に残っているのは、中世時代の修道院を舞台にしたサスペンス映画薔薇の名前、そして愛人/ラマンといったところですが、それにしても異なるジャンルの映画をうまく撮るものですそして、ブラッド・ピットリバー・ランズ・スルー・イットの時はアイドル路線で行くのかと思っていましたが、この映画をキッカケに渋みが出てきた良い俳優になったと思います
 この映画を観ると少しは、現在のチベットと中国の関係が少しは理解できると思いますそれにしても、中国は大国でありながらこのような侵略戦争をおこしています日本が中国から第二次世界大戦時の中国に対する行いを非難された事が、最近ありました確かに報道は大袈裟なので、中国人の全員が日本人嫌いだとは違いますが、侵略戦争を中国も過去を振り返ればどれだけおこなってきたか中国政府がこの映画を上映禁止する理由がわからないし、またこの映画の監督及び出演者が中国に入国出来ないというのも、僕には理解しがたい事です
 この映画は僕の中では評価が高いですね皆さんにも世界中で民族紛争が起こっている事を考えてみるためにも、必見作品ではないでしょうか

にほんブログ村 映画ブログへ
にほんブログ村 映画ブログ
 



                  
 あなたの大事な人に何かプレゼントしたいなと思う人はとりあえずクリックしてください
 何かいいものが見つかるかもしれませんよ




 この機会に上のバナーから、本やCDまたは見たいDVDが見つかるかもしれません。是非上のバナーを押して見たい本やDVD、またはCDを探してみてください

人気blogランキングへ    
     
 人気ブログランキングに参加しております。クリックお願いします

 
 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする