花鳥風月

生かされて行くもの達の美しさを見つめて,
ありのままの心で生きている日々の、
ふとした驚き、感動、希望、

大晦日と元旦の映画と雪かきの正月

2018-01-02 04:16:44 | Weblog

 

昭和生まれなら、黒沢作品は知らないとは言えない。

眼がしょぼしょぼになるまでTVに漬かった大晦日から、

元旦は「マトリックス」に漬かりこんだ、

早朝、あたり一帯除雪をした後は、、、映画。

このあたりは、除雪がほとんど来ない。

高齢者ゾーンになった住宅地は、70歳過ぎた老人が

ゆっくりと雪を搔く。

元旦の年賀状も、主人の長年の年賀状文化に圧倒されている。

世界のニュースが飛び交う中で

情報社会になったデジタルな正月を過ごすのは

老人にとっては、受け身になってしまうのは

私だけではなさそうデス。

チャンネルを、「マトリックス」シリーズに合わせ、

コマーシャルタイムに、お節を祝う。

マトリックスとお節、、、不思議な組み合わせの元旦の今日は

かって、人気の爆発時期に観たマトリックスの伝えくることと、

ミサイルの飛び交う昨今、1月9日のニュウスの中で観るそれとは

番組を通して感じることが、大きく違っている。

地球は人間にとって唯一の星かもしれないが

情報社会になったマトリックスの世界では

もはや、人間たちの「コピー」だらけの、

狭すぎるせかいである。

地球を支配して、統制を緻密に敷くP、C

かって、孫悟空が、毛を抜いて吹いて、分身を創るように、

人工知能に操られて、人間のコピーが蔓延する。

人間の中から、生命体の持つ感情や感性が忘れ去られて

ほう牧牛の様な支配された人間軍が、コピー連帯を造ってゆく。

デジタルな人工頭脳の研究では

未来には廃墟のような大都市の姿が

何とも

哀しい。

 


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