京都不動産コンサル研究所所長の徒然草

ジャストアンサーやマンションってどうよで相談員を担当。又アマゾン書籍や宅建登録講習講師を通して後進の育成も心掛けています

「えき」KYOTOエリザベート展~京都駅周辺の伸張

2012年10月24日 | 京都の景観
京都不動産コンサルタントのブログ

JR京都伊勢丹併設の「えき」KYOTOが開館15周年、
その記念企画として
「輝ける皇妃エリザベート展」が開催されています。
期間は今月下旬28日まで。


見ものは日本初公開のエリザベート愛用の「星の髪飾り」。
さすがにこれは人気で貴重なのでしょう、
近くにはこの手の展示会では無粋なガードマンが
張り付いて居てすぐ分かります。

絶世の美女、贅の限りを尽くした生活、自由奔放、
形容詞はいくつもある皇妃の展覧会にしては、
展示会場全体の雰囲気は
黒を基調に落ちついたクラシック流れる重厚感溢れるものです。

と、ふと現実に返ってみれば、
このJR京都駅舎全体の完成は、なくようぐいす、の
平安京開都794年から遷都1200年記念の1994年です。

ということはもうすぐ完成20周年になります。
人間でいえば成人式です。
早いものです。

当時は駅舎の風貌が京都駅を境にした
南北を隔てる「屏風」だと、
反対意見も多かったようですね。

しかし、今から思えば今日の京都駅周辺地域の活性化は
このときを境にしているといえます。

その昔、他都市の方は京都駅前というと
京都を代表する地域だと勘違いする方が多く、
当社も存在以上に勘違いされたものです(笑)

今でようやく京都の繁華街河原町や四条に
追いつくほどに集客できているそうです。
バックパッカーならぬキャリーバッカーのキャスターが
うるさいほどに観光客が多いのを見れば理解できます。

景観法が制定されて5年です。
観光都市を宣言し、
敢えて建築基準法以下の高さ制限や
色彩・広告に制限の網をかけました。

全体計画と「なりたい京都」の具体像が無かったということか、
お蔭で地価は大きく下振れしました。

50年100年先を見据えた京都を創ろう、
このキャッチフレーズが確認できる当事者は
居るのだろうか(笑)

次なる展示会はこれ。


会場が珍しい京都文化博物館です。
シャガールの「ふわっ」とした色彩や画風は何とも言えず
現代の「癒し」画ともいえるのではないでしょうか。
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