京都不動産コンサル研究所所長の徒然草

ジャストアンサーやマンションってどうよで相談員を担当。又アマゾン書籍や宅建登録講習講師を通して後進の育成も心掛けています

東京ロンダリングという不動産賃貸事情

2012年03月29日 | 賃貸について
京都不動産コンサルタントのブログ

「東京ロンダリング」。
ロンダリングするのは事件事故があった賃貸アパマンという設定の書籍です。

作者は経歴を見ている限りでは、
ラジオドラマ等の脚本が得意な原田ひ香なる女性。

女性作家と不動産の裏事情というミスマッチ、
しかも本職の私でも想像し難い設定です。

この本が世に出た2011年7月、
しかし、よく見れば書下ろしではないようで、
「すばる」初出誌が2010年2月とあります。

もう2年以上前からの構想ということ、
その意味ではその道に詳しい人が近くにいてヒントを
得たのでしょうか。

しかし、今の不動産事情では若干違います。
事故物件の経緯については重要事項説明において説明する義務があります。

基本的にはそのような物件は心理的瑕疵物件といい、
入居者に説明が必要です。

「瑕疵」不具合なんですね。
説明がないと重要事項説明義務違反ということになります。

しかし、題材、事故物件についての問題提起、
そして「病んでいる」現代社会を憂えるという意味では、
拍手です。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 首途(かどで)八幡宮 | トップ | 居住用財産の特別控除で解釈... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

賃貸について」カテゴリの最新記事