枇杷の葉なし

枇杷の生育や、葉・花芽・種のことを日々の生活のなかで書いていく。

朝霧たちこめて

2009年01月27日 | Weblog
 早朝、研修に出かけるため、玄関をでてみてぎょっとした。霧で、一寸先も見えない有様。車のライトを点けても、1m四方しか、視界が利かない。ちょっと困りながら進んで行くと、突然、霧が晴れる。それも完璧な青空の広がる世界である。え??どうなってんの?一体何なのよ。と呆気にとられた。まあ、気をつけるに越したことはない。安全運転で行こう。

 で、制限速度を守って行った。それにしても、後から来ていながら、割り込みのずうずうしさはどうだろう。車線変更になっているのがわかっていながら、ずんずん進入してきて、平気で入って来る。道徳観の欠片もない。度厚かましさにうんざり。

 これで事故が起きないなんて、我慢したり、相当に広い心を持っている人がいるからでしょうね。おっさん。ちょっとは早く起きろよな!にいちゃん。ゲームで徹夜か?飯、食ってきたのか?コンビニ食じゃ、高齢者に成る前に、アルツだよ。こんなで、子どもがまともに育つ環境が創れるわけないじゃん!とくそっ腹が立った。

 しかしそういう気振りは見せず、黙って入れてあげました。事故に遭わなかっただけ、儲けもんです。怖いやっちゃんだったら、短歌の一つも詠みたくなるってよ。

 研修の講議が終盤になってくると、なんとなく人柄もわかってくるようです。こちらは期間中限定の気分ですから、あまり親しくはなりたくないので、ほどほどがいいかな、と場外を決め込んでいます。

 でも、枇杷で惹き寄せられてくるのは拒めない。今朝。研修開始前に、Eさんが、ご自分のお祖母さんが、枇杷の種を擂って飲んでいるのよ。と話された。お昼の休み時間に、分量やきっかけを尋ねると、お祖父さんが癌を治したくてだったと言われた。で、治ったのだそうです。

 枇杷の活用方法も、聴かれてのことらしいが、Eさんのお祖母さんの、お祖父さんを思う気持ちが、神に通じたのでしょうね。治りたい気持ち、治してあげたい想いが、同時に働いてこそ、病は治せるのですね。

 決して一方通行では、治せないのです。そのことを再認識し、心に刻みました。もう一人の方は、家に枇杷の木があるそうです。どうすればいいのか教えてほしい、と話しかけられました。

 この方は、日本語が会話程度しか、理解できないので、漢字にふりがなを附ってあげるように約束しました。こちらの言い方が意地悪に聴こえたかもしれないけど、自分で作ってみましょうね、中国産は怖いよ、無農薬・安心、と言うとにっこりされました。

 これを介護にどんどん使ってくれれば、看取りがし易くなるんです。今後の医療行為に、漢方を入れていってもらいたいのです。人間は、老いて死んでいくのが、当たり前ですが、嫌われず、厄介者にならず、邪魔にしないで、死なせてあげたいものです。

 私自身が、そういう死に方をしたい、と願っています。人工の器具をできるだけ使わないで、なるべく静かに終えたいのです。枇杷で治癒能力を助けてもらい、人様のお役にたって後、宇宙に旅立ちたい、と思う今日この頃です。

 枇杷酒。寒中の枇杷の葉を、30~50枚採ります。鋏で葉先と軸は少し切ります。果実瓶(2ℓ)と焼酎の35℃(1800cc)を用意して、漬け込みます。3ヶ月でエキスが出てきますから、飲酒してかまいません。(ペットボトルのキャップに1杯が毎日飲む目安)エキスは、多種の用途に使えます。

 また、漬かった葉は、腰痛を始めとする湿布に応用できます。この時期に漬けて置くことをお薦めします。枇杷葉は年中、使えますが、春先から秋口までは、葉が育っている最中です。硬くごわごわした葉だけを採りましょう。これは、3年物です。

 夏場の出回り時期には、種だけを漬けることが可能です。これが本来の枇杷酒です。
 私のやり方は、花芽を漬けるので、敢えて寒中にしています。
 
コメント
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