枇杷の葉なし

枇杷の生育や、葉・花芽・種のことを日々の生活のなかで書いていく。

一重、八重。十重、二十重。

2009年04月12日 | Weblog
 明日は雨。銀河が、顔を洗っている。しかもねっころがって・・・。雷雨?風雨かな?今朝も、水遣りをしてから仕事に行った。出掛けに、嫁に電話して、孫たちに水遣りを頼んでもらう。息子は風呂の天井掃除を請け負ってくれた。背が届かないのよね。足場が悪いので、転倒したら困る。と、ちょっと脅す。

 賄賂は孫へのケーキでまとまる。自分ではさほどに思わないことも、体が正直に反応します。足が上がらない。持続力がない。面倒である。しかし掃除はしたい。高齢者の一人暮しが明確ですね。手近な場所を優先するのは、至極当たり前なことです。ケチでなくては生活していけません。

 風呂掃除に、ボディシャンプーを使うと、体の痒みがなくなります。洗濯も同じです。合成洗剤は摩擦を起こして、肌と下着が擦れて、体が温まると余計に痒みが増します。体の老廃物は、入浴してこそ取れるので、シャワーは高齢者にはいただけませんね。さら湯もあまりお薦めできません。

 夏場は、特に湯船に入らないようですが、温めにして入ってみましょう。塩害が取れなければ、皺やシミが増えます。私は枇杷茶で、化粧水を作っていますが、シンプルな物ほど使い心地はいいですよ。枇杷茶にしている理由は、香りがいいことです。

 防腐剤も、海面活性剤も入っていませんから、すべすべの艶があります。加えてしっとりしてます。枇杷茶を最初に煎じたもので、グリセリンの加減で使っています。たくさんは作らなくて、その都度にします。ファンデーションの伸びも、小豆粒大で充分です。また、指先を使うので、化粧崩れもしません。

 枇杷湯は、体内に入ってしまった老廃物を浮かせて排出してくれます。湯船が驚くほど、ドロドロで黒くなっています。体中の垢が取れて、すっきりして爽やかになることでしょう。部分的には、腕の肘、足の踝、踵、膝等の角質が取れますよ。

 桜も散り始めています。八重桜が咲き、風変わりな花弁を持つ桜や、御衣黄という緑の桜も咲くようですね。季節外れの桜を、冬の桜、と言ったりしますが、桜は春が似合いませんか?わいわい、がやがや、おしゃべりしているように思えます。

 勤務先の昼食が、日曜日には作ることになっている。花見の時に約束していたので、材料調達して準備し、昨夜仕かけたご飯が炊けたので、朝、寿し飯を作る。砂糖・塩・酢を手で計って混ぜていった。風呂敷に包んで行き、卵・インゲン・人参などは、仕事場で作った。清汁にはアサリ。

 美味しいと言って食べてくれた人は、いつもの倍を腹に収めていた。食後は満足して、誰一人騒がずであった。市販の出来合いなら、手間もかからずに、時間も要らない。だが後がしんどいのね。心が落ち着かないからざわざわして困る。

 手作りの良さには、心を込めることにあるもの。美味しいことは勿論ですが、食べて頂くことは、自分も同じでありたいからなのです。散らし寿しの具を、上に張るのが美味しいのです。そのために、ご飯の味を、しっかりとつけておきます。混ぜてしまうのは、混ぜご飯です。

 なんというのかなぁ・・・。私以外の人とは、基本が全く違うので、ちょっぴり心がしょんぼりした。筍も、美味しいと黙って食べています。料理って、見た目も大事ではあるけれども、庶民の味で、少し上位がいいんだね!また作ろうね。って言うと、うれしそうに頷いてくれたよ。

 本人がそれで幸せな気持ちになれて、納得すれば死んで逝けるような気がするんです。最初は、どう接していいのかわからなかった。不安ばかりで戸惑うことだらけだった。困らせてばかりの人ほど、淋しがり屋なんですね。今は、いろんなことをひっくるめて、可愛いと思える。

 茂木の赤枇杷。群青の宇宙に向かって立つ枇杷葉は、きりりっとしてとても素敵です。1枝1枝にたくさんの花芽をつけています。
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