枇杷の葉なし

枇杷の生育や、葉・花芽・種のことを日々の生活のなかで書いていく。

仕事への自信・・・

2015年06月29日 | Weblog

 還暦を過ぎても、自分の生甲斐があったり、それが自信に繋がっていると、仕事に張りがあるもので、人生を愉しめることができる。それは即ち、資格の数や種類にも依ろう。思考的なことも含めてだが、体力とは別物と気づきがっくりする。

 子どもの頃には、さしたることも案じず、親の庇護の元、歳を重ねていくことに何等抵抗はなかった。それが、還暦を越えて、1年経ち2年が過ぎると、体に余力が無くなる。踏ん張りが効かないのに唖然とする。こんな筈ではなかったと思う。

 介護の仕事は、何と言っても体力が必要で、体のあちこちが修理効かないのだ。危険信号を出していることに気づきながらも、踏み止まれない。精も槐も尽きるとは、こういうことかと愕然とした。何回か点滴をしたが、回復に時間が罹った。

 日本の実情では、先の見通しが立たないし、生きていくための金銭も必要だ。無論のこと、貯えはない。貯めようとするのさえ空しい。ポストには誰も入れてくれない。政治が悪いと言えばそれまでで、戦争に加担しないことだけは守りたい。

 同期で入った同年齢の人が、辞めると決めた。体がボロボロになってしまう前に、他に移りたいと言う。辞めるだけいいのか、次に代われるのがいいのかは解からないが、同じ仕事は避けたい。生き難い世の中に嫌気がさすが、現状では。

 然しと、考えようでもあると思い直す。何も無いと言うことは、可能性も含むのかもしれない。学んでいくことは、誰にも止められないし、方法もきっとあるだろう。工夫してやれば、何かが視えて来る筈だ。諦めないこと、自分を信じることだ。

 数日でお正月が訪れる。小春日和の暖かさに、庭に立ってみる。芳しい花芽の匂いに、心が癒される。

 

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