長崎茂木、日当たりの良い場所を袋を外す。白枇杷も、鈴生りの袋二つを捥ぐ。赤枇杷は熟れていて美味しいが、白枇杷は少し早過ぎて酸っぱさが勝つ。後、一週間おけばいいかな。昆虫や野鳥が狙っている。袋を外さなくても分るんだ。
五連勤も、三連勤が済む。毎月、朔日は塩を換えるので、必然的に休みにしている。外出や旅行の類も可能な限り、近場か避ける。猫も飼いたいが、黒猫に限ることと、長期の留守はできなくなる。銀河のような猫もいないだろうしと諦める。
祝島の枇杷を、お八つに持って行き、種は回収して帰る。口先だけの者は、種を平気で捨てる。そういう人には、三度と上げないことにしている。活かすことや工夫する考えがなく、美味しかったと言えばいいと思っている。もったいないなぁ。
枇杷葉は、とても生命力の強い植物で、植えっぱなしだと、樹の高さは10mを越える。枝の剪定は欠かせないし、生葉を活用する治療法も大切。保存するには、焼酎に漬けておくのが良く、瓶の中にエキスが出て、様々なことに活用できるよ。
枇杷は、好いって聴くよ。と言うだけで、活用しようとは思わないのだ。まあ、それはそれなりに本人の考えに任すしかない。強制的にでは効き目もないし、無駄な行為になってしまう。ちいさなことにも疑問を持ち、探求することに面白みがある。
花菖蒲や紫陽花の咲く季節。湿地では朱鷺草や鷺草も群れを成す。笹百合も、笹の葉に並んで頭を垂れる。子どもの頃に還れるなら、あの風景に遭いたい。希少価値になってしまった、笹百合も、山の手入れをすれば甦る。乱獲はいけない。
月は、何時の季節のも情があって美しい。冬の月の光は、月光に値する輝きだ。旋律が透きとおる。