先日、青空市で葱を買っていたのを、包丁で切っていたら、小さな爬虫類が蠢く。刺されはしなかったが、庖丁を持つ手が止まる。予期しない出来事だったので、声を呑み込んだ。気を取り直して作業を続けていたら、もう1匹這い出した。うぎゃ~あ!
百足は、必ずつがいでいるのはわかっていたが、まさか葱の筒の中に棲んでいるとは、思いもかけずである。一気に食欲が失せるが、生きたまま料理をしなくてよかった。と少し安堵する。それにしても、自然界との共存には、こういう事もあると納得。
早朝からの草刈作業に参加する。と言っても、草刈機は男性が操作し、こちらは熊手か箒を手に、刈った草を掃き集める。一応団地の会長の軽トラに、集めた草を放りこんで終り。1時間弱。参加者には、一応ジュースが配られる。飲まないが・・・。
終了して朝の珈琲を、豆から挽いて淹れる。その間に着替え、庭を見回る。気温の低下で、揚羽の幼虫が居ない。卵らしき物はみえるが、孵化して来ない。銀梅花の蕾発見し、ブルーベリーの熟れたのを見つける。桃色の、薔薇の蕾が開花してきた。
白のは、蕾が固い。自家製の薬をかけておく。クリスマスローズの枯れた茎を抜き、枇杷葉の袋も確認しておく。ゆっくりと朝食を戴き、新聞に眼を通す。日曜日は、内田康夫さんの連載がないので、食事の味がしない思いだ。いや、珈琲は美味しい。
洗濯物を干しておいたが、雨が降りそうにないので、布団を出す。あまり芳しくない天気だが、と再度庭を見ていたら、トマトが1個生って、胡瓜も3本目が。草を除けてやり、よく見えるように起こしておく。支柱から外れていて気づかなかった。用心肝心。
冬の暮れゆく宇宙にかかった月。枇杷葉と百日紅のシルエットが、陰影をつけている。何となく物悲しい。