枇杷の葉なし

枇杷の生育や、葉・花芽・種のことを日々の生活のなかで書いていく。

皐月晴れ?

2015年06月23日 | Weblog

 朝方は、何となくどんよりとした曇り空で、勤務についた途端に、雨になる。その後は、除々に晴れていき、皐月晴れとなった。この時点では、月も出ている。梅雨時のと言うより、旧暦の皐月なので、青空が広がるのをそう云った。

 昨日の点滴が効いたのか、体調を持ち直す。自然治癒能力は、じっくりと効き目を現すので、まどろっこしい。然し、その方が体のためにはいい。個人的には漢方薬の、ゆっくりした治り方を好む。何にも況して枇杷葉茶がいいのよ。

 白枇杷が、鈴生りに生っているのに、野鳥が狙って来る。熟れているのを確認しながら採るので、まだ青いのもある。勤務先に持って行き、好評で気を良くしている。何よりも、どれよりも美味しいと言ってもらえることだ。粒は小さい。

 無農薬の枇杷で、糖度は高いし、果汁もたっぷり。肥料は寒肥で遣るが、塩を入れる。今年は焼きすくもにした。糠が中々手に入らない。これを商売にしている人もいるようで、探しても見つからない。無洗米になってから消えていく。

 農家の米作りを見直して、収入の割が良くならないと、後継者は消えていく。機械化が進んでいくと、その支払いの方が高くなるので、歳を重ねてはやっていけないのだ。日本の農業の危うさだが、甘い汁を吸いたい者が多いのね。

 知人が、我が家の枇杷は、売り物になると絶賛する。桃農家なので、実を味わって、種を植えて、苗を育てて。と渡す。好みとしては、白枇杷の甘酸っぱさが、一番美味しい。気候や温度、湿度や土にも影響があると思えるのだが。

 木村秋則さんの、林檎に対する想いのように、愛おしい気持ちがあり、枇杷葉のことを大切にし、頼りにもしているから、そのオーラが伝わって行くのかも知れないなぁ。木の下に立てば尚涼やかに心が安らぎ、信じる想いが満つ。

 お正月の枇杷葉。花芽の香りが心地よく、うららかな天気に、暫し佇む。語りかけ、心の平安を保つ。

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