咲いたと思った桜が、雨と上昇の気温で、早散っている。花の命の短さであるが、アスファルトは花茣蓙を敷き詰めたようだ。風に舞う花弁は、花衣になる。花簪が、黒髪に挿されて粋です。山桜の方も、見事に開花している。春の交通安全週間。
昨日の花見で、〆切りの仕事が残っている同僚が、子連れで現われる。DVD持参だが、子どもはそっちには集中しない。不安に、親の後ろばかり追う。子どもって、親の見て居ない所では、危険なことをするものと、外で遊ばせると元気一杯です。
失敗もするけれど、学んでいくことも多いのね。然し、新学期からの転入生に、何と裏の引越し家族がいるのに魂げる。厭々、迷惑を顧みずの親であるのを知らない。付き合いもどっぷりらしく、先行き不安に。騒動が起きる予感がするのだが・・・。
リエさんに逢える日も近くなって、心が浮き立つが、新幹線に乗り遅れないように、土産を忘れないように。けいこさんには、日程の都合がつかなくて無理らしい。明日は、新聞を止め、駐車場の予約を入れておこう。準備もメモチェックしなくては。
気温の変化が、朝夕激しいと思われるので、リエさんに迷惑の掛からぬようにしておこう。はり灸での治療と、末吉暁子さんのお墓参りが目的なので、他は時間があれば。旧暦の弥生で、浅野内匠守の刃傷事件と重なるのも、何か奇縁を感じる。
忠臣蔵に、赤穂の浪士に、関心がなければ、諸説を話したところで、何等意味は無いが、元禄時代の主君を思う忠臣は、浪士だけでなく、妻も恋人もいたことを知った。お家再興の嘆願も、賢明に耐えてこそできたことだ。四十八人目の忠臣に。
時代背景の細やかさは元より、旧暦での記述に接して、ああそうか!と膝を打つ。浅野内匠守でなくても、重圧と責任に潰れそう。目眩もする気温の不安定さにため息が出る。然し、これは大人社会のれっきとした苛めだろうな。今は、裁判だが。
余りの多くの花芽に、何処に居ても香ってくる。とても贅沢な暮らしである、と一日中どっぷりと浸かる。