枇杷の葉なし

枇杷の生育や、葉・花芽・種のことを日々の生活のなかで書いていく。

枇杷の色つき

2022年06月04日 | Weblog
 お弁当配達時の車からだが、石崖の畑に枇杷葉が植えてなのを見ればそろそろかなと思う。そこは袋掛けをしていないので、状態が分かる。我が家のは袋が掛かっているため、括った箇所を解かねば分からない。昨年には鈴生りのため、連日収穫にそれを梱包しての発送に明け暮れた。今年は生っている数も少ないが、数人には約束しているので送る予定でいる。

 リエさん始め勤務先まで何度も送り、我が家の分を含めても大量に生ってくれたが裏年です。樹木にはその年の環境如何で、結実や生り状態が異なってくる。それが自然界の掟であり、恩恵に感謝することを忘れてはならない。毎年沢山の実を生らすと、樹は速く寿命を終える。或いは無茶な施肥でも枯れてしまう。人間の儲けを基本では、無理が祟るようです。

 ブロ友さんの作物への愛情の掛け方差で、出来が完璧に違うのに吃驚した。かと思えば、土への基本を忘れ気づかずでの人もいる。草花にもだが、一目遇いたいとの思いが通じてのこともあるようだ。花が呼ばれて姿を見せるのかも知れない。草木は物を云わぬから、無断で採って持ち帰る者への気持しだいのようにも思える。その時のその者の心を知っている。

 童話 よっちゃんは、雨の日がきらいです。だって、サッカーができません。それから、自転車に乗れません。やっと補助輪を外したので、外を走るのが気持ちいいのです。そしておかあさんに、雨ぐつをはきなさいと言われるからです。くつだっていいのに、よっちゃんは口をとがらせますがおかあさんはダメっていいます。びしょぬれにしちゃうからです。

 きょうは、朝から雨です。よっちゃんはくもり空よりも、もっとまっ暗な気分で学校から帰っていました。あーあ、いやだなぁ。雨ぐつなんて、と言った時です。そんなにいやなのなら、それちょうだい。よっちゃんの前に突然!男の子が雨の中を現われました。とても大きな耳でとがった頭の格好をした、知らない男の子です。えっ、ほんとにいるの?雨ぐつ!

 うん。ぼくのすんでいる星は、上からしずくが落ちたりしないの。こんなすてきな…、雨ぐつ?だれも持っていないんだ。そういって、よっちゃんの青い雨ぐつを見ています。よっちゃんは、おかしな男の子だな。と思いましたが雨ぐつをぬいで、あげるよと差し出しました。男の子は赤く輝くきれいな目で、よっちゃんを見てにっこりしました。ありがとう。

 よっちゃんの青い雨ぐつをはいた男の子は、雨の中を飛び跳ね大きくジャンプしたかと思うと空に吸い込まれていきました。よっちゃんが、あっ!と思った時には空の彼方にある乗り物に移るところでした。あの子、宇宙人だったのか。よっちゃんは、はだしで傘を逆さにしてびしょぬれの泥んこで家に帰りました。雨ぐつを宇宙人にあげたことは内緒です。

 雨ぐつをはいた宇宙人 生協の冊子掲載ですが、改稿しています。この掲載時から挿絵も描くように。
コメント (10)
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