風なく蒸せ気温は28℃、庭に咲く百日紅微妙だにせず気持ち引き締め想い新たと宙を観上げる。叔父も生存であれば、この日を如何なる念にて迎えたであろう。シベリア抑留というから、究極の寒さの中口にする物有る筈もなく餓死。
祖母は気丈であろうと通知を拝し折り、一滴の泪零さずも陰に真っ赤な瞳見ては疑念湧く幼少時。数年後、金杯授与時堪えていた想い堰を切り息子の身体・命を還せよ唇噛締めていた姿に遭う。諍いは如何なる理由も、正しき否為。
枇杷葉を見廻る都度、葉の繁り大きく足元に思いがけない苗も発見する。収穫時の熟れ具合、野鳥が狙うため袋毎の落下も多くあった。3ヶ月での発芽なのは自然の賜物と感心するばかり、体内時計の正確さ侮れずと不思議な想い。
蜂の巣電気メーターと庇の下、壁に貼り付け制作に感心するが刺されても難儀。身体への薄荷液、布に少量染ませて吊るし置く也。我が家の蜂、枇杷葉が好みらしく銀河へのお茶湯へ度々飛来。自然界の怪奇現象、研究価値。
最近の早寝早起きも慣れてはきたが、これも気温の低下に横着の傾向著しくいつまでか。数日は蒸せること夥しくに除湿点けるが、お湿りは期待するも遠く。毎夕の水遣り欠かせず、椎と溜息も交じるとも。