閑居シニアの写真館

リタイヤして30年、いろいろと写真を写し続けています。最近は身近な風景を見たまま気ままに写真を楽しんでいます。

昭和記念公園のチューリップ

2008-05-12 10:15:18 | 昭和記念公園

                写真をクリックすると大きくなります

写真の良し悪しはフレーミングの如何で決まるといっても過言ではありません。

絵を描く場合には、その作者の感覚で不要なものは描くことなく、有用なものは取り入れると言うことが比較的自由に決められると思いますが、写真の場合にはなかなか簡単には行きません。現実にあるものは其のまま写りこんでしまい、取り去ることは出来ません。逆にこんなものが欲しいと思っても現物が無ければ取り込むことが出来ません。

それを上手く解決するにはポジション、アングル等を工夫するか、不要なものを画面の中に取り込まない(トリミング)か、必要なものが自然に入り込むのを待つしかありませんね。

もう一つは良いポジションを求めてこまめに動き回ることです。写真は足で撮るなどとも言われています。また、最近はズームレンズが当たり前になって、自分が動かずにレンズだけ動かすといった傾向が強くなっています。

歩くのとレンズだけ動かすのとでは、写真の遠近感とか立体感、など表現の仕方が全く変わってしまいます。

上の写真は良く見かける写真です。チューリップと遠景を入れて公園の様子を写しています。それなりに良く出来ていると思いますが、画面の上の部分にある雑然とした木の枝が目障りなような気がします。これが無ければすっきりとした画面になるはずですね。

またチューリップの花の下、葉の部分を取り入れることで花壇の大きさが分かりますね。これはこれで良いと思いますが・・・・・・

下の写真は、チューリップに近かづき、やや長めのレンズで上部の煩い木の枝を排除したものです。表現意図が変わったと同時に画面がすっきりとしました。

またチューリップの下の部分をカットしたことにより、下方に無限に花があるかのような印象を与えています。

写真はフレーミングの違いで、同じ所でも作者によって表現の仕方が変わてくるものなのですね。自分の意図するものを如何に上手く切り取るかと言うことだと思います。

 

キャノンG9  4.7^44.4ミリ  F2.8~4.8  ISO100   絞優先  F8  1/250秒

WB オート  RAW 撮影   露出補正  -0.3

コメント (2)
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