七草粥
今朝は七草粥を食した。
七草粥を食すのも我が家の伝統行事の一つだ。
「セリ、ナズナ、オギョウ、ハコベラ、ホトケノザ、スズナ、スズシロ、これや春の七草」と子供の頃から覚えていた。
特にこの中のハコベラには戦争中の食糧不足の折りには、道端や野原に摘みに行き、味噌汁の具にして食したすごく身近に感じる植物だ。
疎開した折には、小川の縁に自生するセリをよく摘みに行ったものだ。
現在はスーパーなどで袋詰めされたものを買ってくるのだが、本当に七草が入っているのか分からないくらい少量の若菜が入っている。
七草粥のルーツは中国前漢時代に始まったようだ。
初めは新年の運勢を見たことに由来するようだが、唐の時代になって、7種の若菜を食し、無病息災を願うようになったと云われている。
やがてこの習慣が日本に渡来して現在に至ったようだ。
(写真は七草には関係ない)