焼肉屋といわれる店が、十条にある。
神戸長田の「映ちゃん」と同じタイプの、もみダレ一発。
つけダレは出さない。
つけダレを始めたのは、「食道園」といわれる。
アツアツに焼いた肉を冷ます目的もあった。
特製味噌と薬念を混ぜた濃厚なもみダレで、
アバラ、テッチャンなどを一緒くたにササッと揉み込んで出される。
ここではF5がどうだの黒毛和牛だのと四の五の言わない。
出される肉をドーム型の鉄板の上に。
一枚ずつ焼いてたら、みるみるくっついた。
全部いっぺんにドチャッと焼くのが心得。
これだと、なぜだか焦げ付かない。
不思議だ。
口にした瞬間に判るエッジのきいた味。
うまい!そして、懐かしい!
だけど、ほとんど生を焼いて、タレを浸けるパターンと違い、
あまりにも焼けるテンポが早い。早すぎる・・・。
ビールや焼酎も悪くないが、この濃厚な焼肉には
白ごはんがよろしかろう。
メシがバカバカ食えること、この上なし。
腹へらしにはたまらん。同志社大のラグビー部が伝統的に
来るといふ。
夏のキャンプ客がここへ寄って、バーベキュー用の肉を調達して
行くのだという。ビニール袋にドドッと入れて、新聞紙で
グルグル巻いて持たせてくれる。
そこらへんのバーベキューなど、飛んで逃げる。
クラシックな焼肉が味わいたくなったら是非。
時間あらば、京都駅から歩けるぜ。
ご兄弟の東寺店・烏丸店あり、微妙に味は違う由。
焼肉・ホルモン 『はやし・十条店』