新地というと、どうもオツに構えた感じがあって、
こちら側もいく分、緊張感を抱く店が多いんだな。
ここは店主以下、26歳ばかりの男性トロイカ態勢。
もちろん、チャラ男ではない。
トウガンの冷たいスープ
皮の浮き身(砂糖水に漬けてある)、チキンコンソメ
じゃがバター
人気no1、バターがビュッと飛び出す
つくねチーズ
(人気no2、だが、撮り忘れた)
岩手産短角牛
(これも撮り忘れ・・・腹ペコだからって、がっつくない!)
26歳で北新地の一国一城の主、「川と山」の佐々木隆くん。
オレは26の時、何してたかなぁ。
店を持つなんてこと、夢にも思わず、ふ~らふらしてただけだ。
串を乗せる木製皿は、新地の有名レストランの主人で
漆作家であるMさんの作。
Mさんはずいぶんと若い店主にアドバイスをして来た。
お椀は、オリジナルのお椀串。
お椀に切れ込みがあり、串が渡してある。
鱧と松茸のお椀串
出汁を引いて、金平ごぼうのすり流し仕立て
串カツを出汁に落として食す。
おもしろし。
ビールは腹が張ってしゃあねぇので、ハイボールを所望。
サンピース・ウイスキーという四日市・宮崎本店の地ウイスキー。
今では絶版らしい。
地ウイスキーブームの頃には、こんな一升瓶で売る店が
いくらもあった。
揚げ物にハイボール、なかなかいいのだ。
大分の活車海老
直前まで水槽に泳がせてあった。
岩手産 杜仲茶豚
(これも間髪入れずに口へ運び、撮り忘れる・・・)
秋刀魚と加茂なす
茄子の皮の中に、秋刀魚のワタ、茄子のミンチ、白味噌など。
これをソース代わりにつけて食べる。
だけどソースというほど伸びないので、別々に食べた。
なすはなすで、酒の肴になる!
アマダイとサツマイモのよせ豆腐
ウロコ部分はから揚げになっている。これも豆腐を乗せて。
赤貝、赤貝のリゾット
懐石における、おしのぎ感覚で。
ウズラの半熟玉子 とろりと黄身が・・・
鴨のハツ(心臓) 衣をつけるのは片側だけ。
ブルゴーニュ・ヴェズレー村 ル・ガレルヌ 05
無農薬有機農法によるワイン。スキッとして揚げものによし。
カレー串
これがシメ。カレーソースにつけて。
中はパセリ入りのご飯。
カレーライスを衣の中に閉じ込めようという発想はあったが、
そうか、浸ければいいんだ。
26歳、この先まだまだいくらも波があるだろう。
そこを乗り越えて、どう変わっていくのか楽しみだ。
その後、打ち合わせのために、西心斎橋のワインバーへ。
「ワイン倶楽部本多」。本多さんとはエプバンタイユにおられた時から
の顔見知りだが初めて来れた。彼は関西ソムリエ協会の委員の一人。
クローズ・エルミタージュ・レ・トロワ・シエーヌ'06
フランス3大銘醸コート・ド・ローヌの北部地区の赤
シラー種の果実味たっぷり味わえる。
エマニュエル・ダルノーは27歳の注目のヴィニュロン(造り手)
・・・というのは後追いで調べてわかったこと。
ソムリエの本多さん自身がコンロの前に立つ。
鮮やかなもんだ。
秋刀魚と秋茄子のロースト
カツサンド。植物性たんぱく質のカツが挟まる。
デブに優しいサンドウィッチ・・・。
ああ。
串かつ 川と山 北区曽根崎新地1 (新地上通り)
ワイン倶楽部本多 中央区西心斎橋1 (ホテル日航裏)