「大盛り、ルーダブル、タマゴ!」
ほどなく登場する。 イラチの大阪人も納得の元祖ファーストフードである。
大阪のカレー人で知らぬものはない、インデアンカレー。
「自由軒」のぐっちょんぐっちょんに混ぜ合わせた、織田作好みのカレーもインデアンというが、
やはり9割方はこちらを想起するだろう。
最初は「甘い…」と思うが、次第に辛くなり、汗が流れ出す。
カプサイシンの辛さではなく、喉に来るからコショウの辛さだと思う。
ついてくるキャベツのピクルスにもファンは多い。
秀逸なカレーの合いの手である。スッキリしている。
添加物ではこの甘酸っぱいすっきりさは出ない気がする。
我々はこいつをドチャッと、カレー皿にぶちまけて、スプーンでいただく。
あ、大盛りもできる。
こちらはツレが注文した、カレースパゲティ。
もちろん、アルデンテやら何やらは、言いっこなし。
一気にズルズルズル…とすすりこむべし。
この何とも言えない麺だが、意外にファンがいる。
何粒かのグリーンピースが、洋食であることを表しているようだ。
ついでに言うと、ハヤシライスとハヤシスパもある。
ちいとアタシには甘口である。
一心不乱に完食。ここでベチャクチャ喋っている者を見たことがない。
インデアンは食べ進むバランスが難しく。普通だとカレーソースはレードル1杯分なので、
それだとちょっとご飯が余る。ダブル(一挙に200円ぐらい跳ね上がるゼイタク!)にすると、ルーが余る。
したがって、ご飯も大にする。卵は無粋なもんだが、なぜだかここと吉野家だけはやっちまうなぁ。
戦後間もなくの開店。創業者は元女優だったというが、顔も分からず、どんな女優だったのか謎である。
それと製造工程一切、取材を受け付けない。
大阪大衆食文化の最後の謎といえる。だれか強行突破して、厨房をレポートしてもらいたい。
インデアン クリスタ長堀店 大阪市中央区南船場2 クリスタ長堀