世にいうグランメゾンなど、なかなか行く機会がない。
ホテルのレストランも同様、めったに行かないだけに、そこには自然体ではない
どうにもイキっている自分がいて、耳へんにココロなのである。
しかしながらこちとら、もう50も遠に越えてしまっている。
まして結婚20年記念の名目である、他人さまから見たら十分に熟年夫婦、
ホテルで食事してても、もう何の不思議があろう。意外性がなくてすいませんと言いたいぐらい。
ということで、茫日一夜、神戸北野ホテル「アッシュ」で地に足のつかない飯を食った。
総料理長、山口浩シェフは“水の料理”で一時代を成したベルナール・ロワゾーの弟子。
さて祝いは泡から。モエ・ド・シャンドンと、ノンアルコールのスパークリングで口開け。
向こうからチーズの香りのシュー、 稲穂とクリのサブレ、 サツマイモコロッケ
手前が豚肉を射込んである竹炭のシュー ほんのひとつまみずつ
ジャガイモのエスプーマ、手前のグジュグジュしたのが梨のジュレ、向こう側にジャガイモチップと生ジャガ。
ジャガ皮のパウダー、全部中へ落し込んで一緒に。
煙のビーカーが出てきた。
それを開けるとくんせいされた自家製イクラ。
サーモンのクラッカー。
冷たい皿。 毛ガニ、カニみそ、リンゴ、豆苗
リンゴのソース、皿の余白に温かい豆乳と、リンゴ風味の液体窒素
紙のフタ付きで現われたのはスープ。
トマト、フォアグラなど入り、とろみがある。
途中でバジルの葉のフライとピュレを入れることで、トマトの酸味、バジルの爽やかさが際立ち、
イタリアンっぽくなった。
いよいよ、メインに行くのだが、
見てる方はすでにお腹一杯かもしれない。
他人がイイもん食ってると言うのは、さほど心に響かないのは先刻承知。
まぁ、ザレ事に付きあってチョ~ダイな。
ということで、後半に!!
乞うご期待!って期待なんかしてないっつうの!
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