ちょいと前だが、中之島のダイビル(大阪ビルヂング)の解体作業が始まっている。実際はもっと進んでいるだらう。
1925年(大14)設計/渡辺節建築事務所
当時最先端のオフィスビルだったそうだ。この事務所には後の大建築家・村野東吾もいたという。どなたかのHPからの受け売り。
しかし、壊すのは簡単。この風合いに作るのは二度と叶わない。日本人、特に大阪人ってのは消えゆく建築などに興味がないらしい。
特に明治以降の近代建築には惜しむ声がまったく聴こえて来ないのはなぜだろう。
米や仏のように、古いビルを生かしつつ、中だけ造り変えるなどの工夫ができないものか。建築基準法などもあり、リメイクの方が莫大な費用がかかり、スクラップ&ビルドの方が早いのだろうけど。こうなると思想のちがい。
古いビルの頭上に、新しいビルが迫りくる。
そうかなぁ、こんなことでいいのかなぁ。
また、呼吸のしにくい町になるんぢゃないのかな。
昔のものと現代のものが、古い知恵と新しい活力がうまく融合できる、そんな街であるべきだろうと信じるのだけど。
さぁて、大大阪再興なるか。
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