インドとかカシミール地方のとか、パキスタンとかバングラデシュとか
スリランカとか俗にカレーといわれる料理は多いが、
そういうのは一切関係なく、アタシの好きなのは先人達が洋食だと思って
一所懸命工夫して日本人の口に合うように工夫を重ねてきた、カレーライスが好きなのだ。
特にクロス&ブラックウェル(C&B)などの舶来のカレー粉を焦がした、あの匂いはたまらない。
本場の人たちにゃ悪いが、スパイスをあれこれ懲りまくると、ご飯料理から離れて行くような気がしている。
わしは美味しくメシが食いたいだけなのだ。
ってぇことで、大阪大国町の「カツヤ」へ。
ここは元祖カツカレーの店として知られる。
看板にとんかつ・カレーと書いてたら、客に「とんかつカレーくれ」と言われ始めて、
とんかつカレーとしたと聞く。
よくここで買って、新歌舞伎座の楽屋見舞いに提げて行った。
しかし、恐ろしく変わらない店の佇まい。
ボクはロースの一番安いのが自分には合っている。
カレーソースとかつの塩梅がいいような気がして。
だけど980円は安くない。 が、味の芸術といわれた日にゃあね。
これこれ、この感じ。
薄いカツがへにゃっとなった感じも捨てがたい。
つまり、他店の美味なカツカレーもいろいろあるが、
どれもカツはカツとして存在していて、カレーとの一体感ということに於いて
このAに一票投じたいところである。
大盛りにしたので、100円アップほど。
隣り合った人が食ってたのは上ロース¥1400
ちょいと分厚めのカツが乗っている。
これにミンチカツ¥100をサイドオーダーしていたが、¥1500になる。
カツに合わせてカレーソースも変えているというのは見上げたもんだ。
特にソースがこのベーシックな味の方が好み。
昼のカレー1杯に¥1500はとても私の財布の間尺に合わない。
それでも真っ昼間。次々にお客さんが絶えないというんだから、
大国町界隈のサラリーマンは金持ちなのか?
真っ赤な福神漬けも変わらない。
皿を見ると、とんかつとカレーの間に、中グロあり。
もちろんそのまま食べるが、遅れてカツの数枚にウスターを落としたい。
その行為がカレーソースそのものに及ぼす影響はほとんどない。
辛すぎず甘すぎず、まろやかでカレー粉の粉くささは全く感じない。
パンやナンには合わない、これは白メシに合うように調整されている。
クラシックな、でも欧風すぎないカレーとでも言おうか。
でもAのカツはこんなに小兵だったかな…もうちょいしっかりしてる方がいいな。
建物の古さには目を見張った。テントも古い。
それだけの料金とってるんだから、もう少しきれいでもいいんだろうけど。
だって女性客の姿はほとんど見ない。
この辺の女性たちは何処でカレーを食ってるんだろう…。
美味しいそうです(^^♪。
大丈夫!大盛りにしない限り余裕で食べきれるでしょう。とんかつのグレードアップにしたがってカレーソースも替えているようですが、私には一番安いちょっと焦げ色のついたソースが一番会います。もちろん人それぞれです。ヘレ…いうのがいかにも大阪ですね。