フルートおじさんの八ヶ岳日記

美しい雑木林の四季、人々との交流、いびつなフルートの音

ボルドーギク 晩夏の夏に涼し気に咲く

2020-08-18 | 山野草

8月15日も過ぎると、八ヶ岳には少し秋の気配がやってきた。
このボルドーギクも盛夏から少しずつ咲いているが、夏の終わりにかけての方が花数が多くなる。

北アメリカ原産のキク科の花。暑い盛りに咲く青色の花なので、庭に涼しい雰囲気を作ってくれる。

アダージョの森では、ボルドーギクを3か所で育てているが、日当たりや湿めりけなどの環境の違いにかかわらず、元気に咲いていて、個体数も多くなってきている。

強さと繁殖力は抜群だ。

中庭北側のアナベル花壇 アナベルの周りにずらっと咲いている

中庭東側の山野草花壇 こちらは一番最初に植えたところで、他の所はここから移植したもの。
ここでも少し増えすぎてきたので、適当に「間伐」している。

北側エントランス このところどんどん増えてきている 草抜きができていないのでやや見苦しいところはご容赦を!

ボルドーギク

キク科 アメリカキク属
別名 アメリカギク
学名:Boltonia asteroides
原産地 北アメリカ 我が国に大正年間に渡来


怪しげな雰囲気が漂う オニユリ

2020-08-12 | 山野草
八ケ岳の雑木林では、ヤマユリに続いて、オニユリが自生している。
 
何といっても強烈な朱色と黒の斑点が目を引き付ける
 
場所が良いと1m以上の背丈になる。
これらが「鬼」ユリの名前の由来という。
 
花弁が反り返る姿も印象的だ。
 
香りがあるといわれているが、何度か嗅いだがほとんど香らない。
 
オニユリは、3倍体で不稔性のために、種子ができない。
地下の鱗茎と茎のむかごで繁殖する。
庭のいろんな場所にポツンポツンと咲いている。
 
 
 
朝日が当たるオニユリ
時に、妖しげな雰囲気が漂う
 
 
オニユリ(鬼百合)
ユリ科 ユリ属
学名:Lilium lancifolium
※ 日本には中国から朝鮮半島を経て渡来して、薬用と地下の鱗茎(りんけい)を食用にするために栽培された。
 

カサブランカ

2020-08-10 | 山野草

庭に、「ユリの女王」カサブランカが咲いた。

ヤマユリより少し遅れて咲く。夏の暑さに涼風を吹き込むかのような真っ白で艶やかな姿だ。

ヤマユリなどからオランダで改良されたもので、真っ白な大輪が美しく、香りもヤマユリほどではなく上品だ。

南側花壇で育てていたカサブランカから種が飛び、中庭のあちらこちらでも咲くようになった。

カサブランカとは、Casa=家 Blanca=白い 白い家という意味になる。

白い服で近寄ると思わぬ時にたっぷりと花粉が付くので要注意だ

こちらが、南側のカサブランカで、10年ぐらい前から咲いていて、大きな株になった。

ところが今年は、少し背丈が低いように思う。葉も茶色くなっていて、今年の長雨でやられたのであろうか。

カサブランカ

学名: Lilium ‘Casa Blanca’
ユリ科ユリ属の栽培品種の一つ
ヤマユリ、タモトユリ(ドイツ語版)などを原種とするオリエンタル・ハイブリッド