神戸市立博物館で開催されている「チューリッヒ美術館展」を観に出かけた。
「巨匠いっき見!!」と題する通り、「チューリッヒ美術館」が蔵する10万点から74点の作品が展示されている。
また、日本とスイスの国交樹立150年を記念する事業の一環として開催されていて、ホドラー、ヴァロットン、クレー、ジャコメッティ、といったスイスゆかりの作家の珠玉品も多く展示されていた。
セザンヌ、ゴーギャン、ルソーなどポスト印象派、カンディンスキーやモンドリアンの抽象名画、ムンク、マティス、ピカソ、シャガール、ミロ、ダリといった20世紀の巨匠たちの作品などなど。
シャガールの晩年(1968年)作「パリの上で」。シャガールと亡き妻を思わせる浮遊する若い男女、セーヌ川、幸福の象徴たる花瓶に溢れる花、作品全体は輝く黄色で包まれている。
印象派を代表するモネが晩年に手掛けた幅6メートルの「睡蓮」は、さすが見ごたえ十分だった。