マツムシソウが風に揺れている。
初めて、夏の清里スキー場に行ったとき、マツムシソウが風に揺れていた。
淡い藤色の花が実に美しかった。
園芸店でマツムシソウの名前で売られている花は、ほとんどが西洋マツムシソウ(スカビオサ)で、日本の固有種とは少し感じが違う。
その時から、是非アダージョの森でも日本固有のマツムシソウを育ってたいと思っていた。
3年前に苗を買って育て始めた。
マツムシ(スズムシ)が鳴くころに咲くことが和名の由来であると言われている。
マツムシソウの姿は、1メートル弱でやや大きく、なんとも風情がある。
昨年種を採取して播いてみたが、発芽した形跡が見られない。
今年も再挑戦して、是非、種からマツムシソウを育ててみたいと思っている。