今日は、朝からいい天気になった。「雪中行軍遭難事件」(1902年1月 日本陸軍の雪中行軍訓練で遭難し199名が亡くなった)で
有名な八甲田山に登る。喜び勇んで宿を発つ。
100人乗りのロープウェー駅へ行く。9時の始発に乗ろうとする人たちが沢山並んでいた。
10分の乗車で頂上駅に着くと、あたりはガスが深く立ち込めてきた。
今日は、このガスと付き合いながらの登山となった。
「ロープウェー山頂公園駅のある田茂萢岳(たもやちだけ)一帯は、10指に余る池や沼が散在し、高山植物の一大宝庫となってい
るところで」と言われ、遊歩道は八の字のひょうたん型をしている。
その先のところから赤倉岳(1548m)登山道に入り、1時間足らずで頂上に着いた。
その後、井戸岳を超えたあたりからガスが消えて、あたりの視界が広がった。
おむすびのような綺麗な形をした山が多い。
八甲田最高峰大岳の登り口がある避難小屋に降りていく道の右手には湿原が広がり、あたりは実に美しい景色だ。
避難小屋からは、一直線の急登で30分ほどで、大岳の頂上に到着した。
本来なら、360度のパノラマが広がっているところだが、残念ながら全く何も見えなかった。
下山は同じ道をたどらず、湿原をたどるコースを取る。途中で雨が降り出してきたため、道はぬかるみ歩きにくかった。
岩や木の根で滑って転んだりしながら、かなり疲れてロープウェー駅に戻ってきた。
その後、東北自動車道を南下して、安比八幡平にやってきた。泊まった宿は「四季館 彩冬」。
少し小ぶりの宿だが、温泉と料理が良かった。