フルートおじさんの八ヶ岳日記

美しい雑木林の四季、人々との交流、いびつなフルートの音

ひと雨ごとに深まる秋

2010-10-04 | フルート

朝起きると、空はどんよりしている。外気温は11度と高めだ。室温18度、
湿度56%。

朝食後、しばらくすると細かい雨が降り出してきた。これでは、外回りの仕事はできないな。庭の東側のヤマザクラがほんのり色づき始めている。あれだけ暑かった後、急激に冷え込んだので木々の葉は、紅葉する間もなく枯れ始めているものもある。今年の紅葉はあまり期待できないかもしれない。

部屋の片づけをした後、撮りためた写真の整理やネットへのアップなどの作業をする。これが結構手間取るので雨の日があると助かる。

その後、午前中からフルートの練習を始めた。山の友達が来て一緒に山登りと温泉を楽しんだので、二日間フルートを吹いていなかった。まずロングトーンをやる。やはり音がすっきりしなしい。二日間吹かないとてき面に「サボリ効果」が現れるから恐ろしい。

次に、ソノリテの「上向」パターンをゆっくりやる。最初の音はできる限り澄んだ音を出し、それをクレッシェンドさせ、次の音の出だしへ盛り上げ、次の音はゆっくりデクレッシェンドする。

それが終われば、「毎日の練習」NO1をテンポ50でやる。パターンは9だ。このパターンは、遅いテンポではやりにくい。次はNO7の「運指練習」♭5、パターン6でやる。一定のテンポでリズミカルに吹くのが難しく直ぐにつかえるのが問題だ。やはりテンポについていけていないので、テンポを落とす。NO8のアルペジオもパターン6だ。低音部と高音部の音をきっちり出そう。やりやすい音のつながりとやりにくいものがある。

そこまでやると昼になったので一旦練習を終えた。

昼からは、雨はごく細かいものになったが外回りの仕事はやらず、フルート練習を再開する。アルテ16課の1をやる、高音のド♯やレ♯の音が濁るのが気になる。滑らかさが今一つだ。16課の2、少し運指がつかえるところがあるが、あまり難しい曲ではない。

次は「名曲31」のNO1フォーレの「シチリアーノ」。先生から指示されたように、6拍で数える。テンポ144だ。これで、リズムに気がいくとダイナミズムや音がおろそかになる。逆にそちらを気遣うと、いつの間にかテンポがずれるので困る。楽譜を見ている限りは、スムーズに吹けないことがよくわかる。といって暗譜するのも難しい。

そこまでやってしばらく休憩を入れる。色々の連絡ごとがあるので、この間に済ませておく。

再開後は、「ロマンティック・エチュード」NO16だ。これも、やらないと、たちどころに吹けなくなっている。色々のアーティキュレーションが出てくるのが、ややこしい原因だ。部分を一つ一つを取り出せば、何とかなるのだが、繋がると駄目だ。テンポをもう少し落とさねばならない。いつまでたっても納得できるレベルにならないのが情けない。

次はバッハのポロネーズ。やはり指の回りがスムーズに行かない。doubleをゆっくり何度も繰り返す。中には、ややうまくいくときがあるものの、ほとんどが駄目だ。気長にやるしかない。曲自体が好きなのでやっていても飽きることはないのがいい。
メヌエットは、いつまでも凸凹している。これではメヌエットは踊れないだろ。どうも音が悪い。今日はこれ以上やっても、いい音が望めないようなので、練習を止めることにした。


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