フルートおじさんの八ヶ岳日記

美しい雑木林の四季、人々との交流、いびつなフルートの音

ツリバナ~秋には赤い実がぶら下がる

2020-06-08 | アダージョの森

雑木林にツリバナが可愛い花をぶら下げている。

直径1センチほどの極く小さい花だが、5枚の花弁がある。よく似たマユミは、4枚だ。

花や果実を吊り下げることから、漢字で書くと「吊花」と書く。

これが少しの風でも揺れる姿が何とも表現できないほど美しい。

ご覧の通り、春はびっしりと花がついているのだが、秋の赤い実ができるころには大分落ちてしまうのが残念だ。

花よりも秋の果実が目立つし、紅葉も美しい。
アダージョの森では南側はツリバナが生垣になったように茂っている。

 

ツリバナ(吊花)

学名:Euonymus oxyphyllus
ニシキギ科 ニシキギ属


アルケミラモリス~聖母マリアのマント

2020-06-06 | アダージョの森

南側の庭にアルケミラ・モリスが咲き始めた。

葉の形が聖母マリアのマントを思わせることから「レディースマントル」とも呼ばれる。
こちらの名前の方が覚えやすいのではないかな。

なんといってもこの葉の上に止まる露が美しい。葉の表面が細かい毛におおわれていて、水をはじくからだ。
朝の光が当たるとキラキラ輝いて美しい。

何とも言えない柔らかい質感の葉が、これから大きくなって、こんもりと広がる。

その後、黄緑色の小花がふんわりと群れて咲く姿もいい。

アルケミラモリス
 
学名:Alchemilla mollis
その他の名前:レディースマントル
バラ科   ハゴロモグサ属(アルケミラ属)
効能 ハーブとしても有名

レンゲツツジ~八ヶ岳高原を朱色に染める

2020-06-02 | アダージョの森

ヤマツツジとともに森の中を朱色に染めているのはレンゲツツジ

学名:Rhododendron molle subsp. japonicum
ツツジ科  ツツジ属

「落葉樹ですが、最近の研究から同じ落葉性のヤマツツジよりも、常緑性のシャクナゲに近い仲間であることがわかっています。」(趣味の園芸より)

つぼみの様子が蓮華=蓮(ハス)に見えることから名付けられたという。

明るい朱色の個体

この個体は赤に近い朱色

有毒植物なので、八ヶ岳の高原では放牧されている牛や野生の鹿たちも食べない


初夏のホスタ

2020-06-01 | アダージョの森

庭のホスタ類がぐんぐん大きくなってきた。前回に報告した品種以外のホスタを紹介しよう。

これはホスタ・サガエ

年々巨大化してきて迫力満点だ。

これは日本が誇る素晴らしいホスタで、おぎはら植物園では次のように説明されている。

「灰色がかった緑葉に黄色の斑入りで大きく波打つ、春から秋まで斑が美しく大株の姿はとてもすばらしい
名前は山形県寒河江市に由来する
世界的に人気のギボウシで2000年にアメリカホスタ協会のホスタ オブ ザ イヤー受賞」

私も大好きで、庭のあちらこちらに全部で4株育てている。

雨の降ったあくる日が晴れると、ホスタはぐっと輝きを増す。
葉に残った水玉が美しい。

これは、そのサガエの南側に陣取るホスタ・サム&サブスタンスとのツーショット。
どちらも巨大化するので存在感は抜群だ。

ところが先日、天候の急変から、雹が降りだして、大きく展開していた葉に穴が開いてしまった。

ホスタは葉が命なので、残念でならない。もちろん今年中に再生することはない。

これは朝日が中庭に射してきて、ホスタ・リーガルスプレンダーに当たったところだ。
写真では今一つ上手く撮れなかった・・

中央の階段を降りていくと、両脇にホスタが並んでいる。左側が大きく育っているので紹介しておこう。

上から、金星に似たホスタ(品種不明)~葉がブツブツしているホスタ・エレガンス~ホスタ・フランシスウイリアムズ~ホスタ・長大銀が続く

これから他のホスタも存在感が大きくなってくるので、つぎの機会にしょうかいしたい。