フルートおじさんの八ヶ岳日記

美しい雑木林の四季、人々との交流、いびつなフルートの音

オミナエシ

2020-08-21 | 山野草

暑い暑いといっているうちに、いつしかアダージョの森もオミナエシがいろんなところで咲いている。

10年ぐらい前に、オミナエシが欲しくて1株買ってきた。その後、種が飛んで庭に広がってきた。

オミナエシは面白い花で、最初に植えた株は枯れずにあるのだが、花芽が全く上がらないくなっている。

秋の七草のひとつであり、万葉の昔から愛好されてきた花だ。
女郎花(オミナエシ)、尾花(ススキ)、桔梗(キキョウ)、撫子(ナデシコ)、藤袴(フジバカマ)、葛(クズ)、萩(ハギ)

アダージョの森では、すべて揃っているのも楽しいところだ。

新しいところで種が発芽したところで良く咲くという特性があるのだろうか。

カシワバアジサイと

オニユリと

しばらくするとミソハギも咲きだした

スクット立ち上がって花頂が台形のように揃っている姿が面白い。

オミナエシ(女郎花 )
オミナエシ科 オミナエシ属 
学名:Patrinia scabiosifolia
別名:チメグサ、敗醤(はいしょう)
分布 中国、東シベリア、沖縄を除く日本全土

夏の山々

2020-08-20 | 八ヶ岳

久しぶりにすっきりした青空が広がったので、森から出て山々を見る。(これは8月15日の写真です)

真夏の南アルプスの山並み

甲斐駒ケ岳 2966m アップするとその勇壮な姿は迫力満点だ。今朝も頂を目指して登っているのだろうな。

本邦第2の高峰 北岳 3193m 南アルプスの奥に優雅に鎮座している

地蔵岳のオベリスクもくっきり見える

振り返ると我らが八ヶ岳の峰々 左側 権現岳(2715m)、右側 赤岳(2899m)が見渡せる。

横岳からの気持ちのいい稜線を歩き、最後の急坂を登り切って赤岳に登頂したのを思う。

麓の畑では蕎麦の芽が大きくなってきた

あまりに山々が美しいので少しドライブに出る。

野辺山高原から見た八ヶ岳の南北の山並み

高原牧場から見た富士 草原の向こうに何とも美しい姿で聳えている

庭のオオマツヨイグサ(?)のレモンイエローが爽やかだ、


ボルドーギク 晩夏の夏に涼し気に咲く

2020-08-18 | 山野草

8月15日も過ぎると、八ヶ岳には少し秋の気配がやってきた。
このボルドーギクも盛夏から少しずつ咲いているが、夏の終わりにかけての方が花数が多くなる。

北アメリカ原産のキク科の花。暑い盛りに咲く青色の花なので、庭に涼しい雰囲気を作ってくれる。

アダージョの森では、ボルドーギクを3か所で育てているが、日当たりや湿めりけなどの環境の違いにかかわらず、元気に咲いていて、個体数も多くなってきている。

強さと繁殖力は抜群だ。

中庭北側のアナベル花壇 アナベルの周りにずらっと咲いている

中庭東側の山野草花壇 こちらは一番最初に植えたところで、他の所はここから移植したもの。
ここでも少し増えすぎてきたので、適当に「間伐」している。

北側エントランス このところどんどん増えてきている 草抜きができていないのでやや見苦しいところはご容赦を!

ボルドーギク

キク科 アメリカキク属
別名 アメリカギク
学名:Boltonia asteroides
原産地 北アメリカ 我が国に大正年間に渡来


夏の朝

2020-08-13 | アダージョの森

今朝の朝、青空が広がり、南アルプスがうっすらと見える。

ホスタ~友人から頂いたものだがよく花が咲く、黄色覆輪種

庭のダリア あれこれ

 

ホスタ・タッチオブクラス 中央の黄色斑が美しい

文字通り「後光」が射すカサブランカ


怪しげな雰囲気が漂う オニユリ

2020-08-12 | 山野草
八ケ岳の雑木林では、ヤマユリに続いて、オニユリが自生している。
 
何といっても強烈な朱色と黒の斑点が目を引き付ける
 
場所が良いと1m以上の背丈になる。
これらが「鬼」ユリの名前の由来という。
 
花弁が反り返る姿も印象的だ。
 
香りがあるといわれているが、何度か嗅いだがほとんど香らない。
 
オニユリは、3倍体で不稔性のために、種子ができない。
地下の鱗茎と茎のむかごで繁殖する。
庭のいろんな場所にポツンポツンと咲いている。
 
 
 
朝日が当たるオニユリ
時に、妖しげな雰囲気が漂う
 
 
オニユリ(鬼百合)
ユリ科 ユリ属
学名:Lilium lancifolium
※ 日本には中国から朝鮮半島を経て渡来して、薬用と地下の鱗茎(りんけい)を食用にするために栽培された。