日々のあれこれ

現在は仕事に関わること以外の日々の「あれこれ」を綴っております♪
ここ数年は 主に楽器演奏🎹🎻🎸と読書📚

夏目漱石 著:『倫敦塔・幻影の盾』 アーサー王伝説 アニメ主題歌

2021-02-14 16:38:58 | 読書

アーサー王伝説 アニメ主題歌

本日オフなので、2曲演奏&録画したのですが…もう一曲は今夜NHKEテレで放送される『クラシック音楽館』演奏曲目、ドボルザーク『新世界』の内、第二楽章です。小学校の下校時に流れていた…fufuさんのコメントから思い出し、弾いてみました。第四楽章も練習中です。5級なので簡単には弾けません…こちらはしばらくかかりそう。

私が小学生の頃に見ていたアニメ、アーサー王伝説の内、続編の『燃えろアーサー 白馬の王子』の主題歌です。 アーサー王子であることを隠し、旅先で知り合った仲間と~ユーモアのセンスがあり、面白くて、だけど正体は隠して謙虚、強くて心優しい…💗 理想の王子様でした~ 大好きでしたね。白馬の王子。 知っている人、いらしゃるかなぁ… 何故、急に思い出したかというと、夏目漱石の短編小説集、『倫敦塔』を読んでいるのですが、その中に、『アーサー王伝説』を漱石なりに書き直した(本人曰く)短編が収録されているのです! 漱石も、あのアーサー王が好きだったのだ! 私もアーサー王のアニメの登場人物に、アーサーの従妹という設定でリリーというで女性を登場させ、物語を作って書いたよなぁ…と。漱石とはレベルが違い過ぎるので、書くことも憚れますが、何だか嬉しくなりました。 『倫敦塔』は英国留学していた漱石の紀行文です。何はともあれ、記憶の中にあるアニメ主題歌を即興演奏しております。宜しければ…御視聴を…

【公式】燃えろアーサー白馬の王子 第1話「びっくり!空とぶ怪船」

東映の公式チャンネルです!第一話と主題歌も!懐かしい~

 

全部で7編の短編が収められています。『吾輩は猫である』を発表する前後に書かれた初期の作品集です。

私のお気に入りは『琴のそら音』。

いつもと違う、犬の遠吠えから、不吉な予感がするという下宿先のお婆さんの話を友人にしている場面から物語は始まります。余、という一人称の小説で、その後に書かれる『こころ』を思わせます。こちらはハッピーエンドですが。迷信や幽霊👻など一切信じない筈の主人公、余の心の動きや変化が手に取るように分るというか…デビュー前の漱石の初々しさを感じてしまいました。(´∀`*)ウフフ

婚約者、露子がインフルエンザにかかっているけれども、まぁ、(インフルエンザくらいであれば)大丈夫だろう、と友人に語る余。

そんな余に、『幽霊研究をしている』友人は語調を変え、余にささやきます。「戦地に赴いていた夫に逢いたくて、病状の妻の想いが死ぬ直前、愛しい人の元へ飛んでいき、彼女の顔が彼の鏡に映ったらしい。その時刻と妻が亡くなった時刻が全く一緒だったそうだ」なんて話を聞いたものだから…

余はインフルエンザで寝込む露子を心配し、慌てて婚約者の元へ…

その道中の余の心理状態といったら… 大雨だ…何かあったに違いない…誰にでも多少、そんな経験があるのではないでしょうか。

普段は何気なく歩いている坂も、妙に危険な程急斜面に思えてきて…

余は、生まれて初めて人は皆、いつかは「死ぬ」という当たり前のことを意識し…

慌てて婚約者の元へ早朝から出かけて行くのですね。

さて~ 婚約者のお母様と未来の細君は、尋常ではない未来の夫の様子をどう感じ、その後、どう接したでしょう~ 

「気のせいかその後露子は以前よりも一層余を愛するような素振りに見えた。」(135ページ13行目から抜粋)

バレンタインデーにピッタリな、ほのぼのハッピー恋愛短編小説と出合えて私もほっこり頂きました💗

…っていうか、あらすじを書いてしまっちゃいけないじゃない!

他の6編も どうぞ~ 『カーライル博物館』にて館内を案内するイギリスのお婆さんにも親近感を持ちました。豪州の博物館を回った時のことを思い出すからでしょうね。このお話も紀行文です。

『かい路行』(注;かい、という漢字がパソコンで出てきませんが、これがマロリーのアーサー物語を漱石が書き直したものです。

「実をいうと、マロリーの写したランスロットはある点において車夫の如く、ギニヴィアは車夫の娼婦の様な感じがある。この一点だけでも書き直す必要は充分あると思う。」

と、漱石は まえがきで述べています。

「主の名は?」

「名は知らぬ。只美しき故に美しき少女というと聞く。過くる十日を繋がれて、残る幾日を繋がるは果報なり。カメロットに足は向くまじ」

ちょっと文語体ですが… こんな風に進んでいくのですね。現代版『君の名は』のような… カメロットは…子供の頃、見たアニメでは確かキャメロット城が出てきたなぁ~とか。(記憶違いかもしれませんが…?)

 

話題が変わりますが~

『麒麟がくる』最終回の余韻がまだ冷めぬ間に、今夜スタートする渋沢栄一主人公、『晴天を…』 渋沢栄一のことは、社会福祉士の教科書で初めて「経済の父」と紹介されており、知った次第です。まさか、その数年後、大河の主人公になろうとは… 

 

今、最も楽しみにしているのは、佐藤直紀さんの音楽です!『龍馬伝』『精霊の守り人』『Deparute』(キムタクドラマ、『Good Luck』主題歌、などなど、名曲がいっぱい!

佐藤直紀さんの曲は楽譜があっても難しくて弾きこなせないので、今回は耳コピは出来ないな~ 迫力あるテーマソングは、すでにお約束されたようなもの。本当に楽しみです。

Comments (22)
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