日々のあれこれ

現在は仕事に関わること以外の日々の「あれこれ」を綴っております♪
ここ数年は 主に楽器演奏🎹🎻🎸と読書📚

夏目漱石 著:『倫敦塔・幻影の盾』 アーサー王伝説 アニメ主題歌

2021-02-14 16:38:58 | 読書

アーサー王伝説 アニメ主題歌

本日オフなので、2曲演奏&録画したのですが…もう一曲は今夜NHKEテレで放送される『クラシック音楽館』演奏曲目、ドボルザーク『新世界』の内、第二楽章です。小学校の下校時に流れていた…fufuさんのコメントから思い出し、弾いてみました。第四楽章も練習中です。5級なので簡単には弾けません…こちらはしばらくかかりそう。

私が小学生の頃に見ていたアニメ、アーサー王伝説の内、続編の『燃えろアーサー 白馬の王子』の主題歌です。 アーサー王子であることを隠し、旅先で知り合った仲間と~ユーモアのセンスがあり、面白くて、だけど正体は隠して謙虚、強くて心優しい…💗 理想の王子様でした~ 大好きでしたね。白馬の王子。 知っている人、いらしゃるかなぁ… 何故、急に思い出したかというと、夏目漱石の短編小説集、『倫敦塔』を読んでいるのですが、その中に、『アーサー王伝説』を漱石なりに書き直した(本人曰く)短編が収録されているのです! 漱石も、あのアーサー王が好きだったのだ! 私もアーサー王のアニメの登場人物に、アーサーの従妹という設定でリリーというで女性を登場させ、物語を作って書いたよなぁ…と。漱石とはレベルが違い過ぎるので、書くことも憚れますが、何だか嬉しくなりました。 『倫敦塔』は英国留学していた漱石の紀行文です。何はともあれ、記憶の中にあるアニメ主題歌を即興演奏しております。宜しければ…御視聴を…

【公式】燃えろアーサー白馬の王子 第1話「びっくり!空とぶ怪船」

東映の公式チャンネルです!第一話と主題歌も!懐かしい~

 

全部で7編の短編が収められています。『吾輩は猫である』を発表する前後に書かれた初期の作品集です。

私のお気に入りは『琴のそら音』。

いつもと違う、犬の遠吠えから、不吉な予感がするという下宿先のお婆さんの話を友人にしている場面から物語は始まります。余、という一人称の小説で、その後に書かれる『こころ』を思わせます。こちらはハッピーエンドですが。迷信や幽霊👻など一切信じない筈の主人公、余の心の動きや変化が手に取るように分るというか…デビュー前の漱石の初々しさを感じてしまいました。(´∀`*)ウフフ

婚約者、露子がインフルエンザにかかっているけれども、まぁ、(インフルエンザくらいであれば)大丈夫だろう、と友人に語る余。

そんな余に、『幽霊研究をしている』友人は語調を変え、余にささやきます。「戦地に赴いていた夫に逢いたくて、病状の妻の想いが死ぬ直前、愛しい人の元へ飛んでいき、彼女の顔が彼の鏡に映ったらしい。その時刻と妻が亡くなった時刻が全く一緒だったそうだ」なんて話を聞いたものだから…

余はインフルエンザで寝込む露子を心配し、慌てて婚約者の元へ…

その道中の余の心理状態といったら… 大雨だ…何かあったに違いない…誰にでも多少、そんな経験があるのではないでしょうか。

普段は何気なく歩いている坂も、妙に危険な程急斜面に思えてきて…

余は、生まれて初めて人は皆、いつかは「死ぬ」という当たり前のことを意識し…

慌てて婚約者の元へ早朝から出かけて行くのですね。

さて~ 婚約者のお母様と未来の細君は、尋常ではない未来の夫の様子をどう感じ、その後、どう接したでしょう~ 

「気のせいかその後露子は以前よりも一層余を愛するような素振りに見えた。」(135ページ13行目から抜粋)

バレンタインデーにピッタリな、ほのぼのハッピー恋愛短編小説と出合えて私もほっこり頂きました💗

…っていうか、あらすじを書いてしまっちゃいけないじゃない!

他の6編も どうぞ~ 『カーライル博物館』にて館内を案内するイギリスのお婆さんにも親近感を持ちました。豪州の博物館を回った時のことを思い出すからでしょうね。このお話も紀行文です。

『かい路行』(注;かい、という漢字がパソコンで出てきませんが、これがマロリーのアーサー物語を漱石が書き直したものです。

「実をいうと、マロリーの写したランスロットはある点において車夫の如く、ギニヴィアは車夫の娼婦の様な感じがある。この一点だけでも書き直す必要は充分あると思う。」

と、漱石は まえがきで述べています。

「主の名は?」

「名は知らぬ。只美しき故に美しき少女というと聞く。過くる十日を繋がれて、残る幾日を繋がるは果報なり。カメロットに足は向くまじ」

ちょっと文語体ですが… こんな風に進んでいくのですね。現代版『君の名は』のような… カメロットは…子供の頃、見たアニメでは確かキャメロット城が出てきたなぁ~とか。(記憶違いかもしれませんが…?)

 

話題が変わりますが~

『麒麟がくる』最終回の余韻がまだ冷めぬ間に、今夜スタートする渋沢栄一主人公、『晴天を…』 渋沢栄一のことは、社会福祉士の教科書で初めて「経済の父」と紹介されており、知った次第です。まさか、その数年後、大河の主人公になろうとは… 

 

今、最も楽しみにしているのは、佐藤直紀さんの音楽です!『龍馬伝』『精霊の守り人』『Deparute』(キムタクドラマ、『Good Luck』主題歌、などなど、名曲がいっぱい!

佐藤直紀さんの曲は楽譜があっても難しくて弾きこなせないので、今回は耳コピは出来ないな~ 迫力あるテーマソングは、すでにお約束されたようなもの。本当に楽しみです。

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エリーゼのために 暗譜

2021-02-13 19:01:57 | Electone & Piano

エリーゼのために 暗譜

昨年はBeethoven 生誕250年だったので、慌てて年の暮れに練習を始めた『エリーゼのために』仕事があるため、週3回 30分弾けたら良い方ではありますが、今回は暗譜を意識して弾いてみましたっていうか、楽譜を見ずに弾きました。あやふやな箇所がはっきりしたため、次回からはそこを中心に練習したいと思います。 ハノンから入ると、どうしても音が大きくなるため、ハノン無し、ぶっつけ本番の録画でした。ピアニシモで撫でるように弾くって難しいですね…鍵盤に触れているのに音が出ていなかったりして。💦 弾き間違いは、弾き直しており、聴きづらい演奏ですみません。取りあえず記録としてアップロードします。To be continued....ってことで。次回は強弱等にも気をつけます。

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絵手紙 趣味どきっ!

2021-02-12 21:24:26 | ちょっとお出かけ(市内)

絵手紙 趣味どきっ!

NHKテキストを5日に書店にて購入しました☆ 2月~3月、全8回放送です。1回目の放送は見逃してしまいましたが、運よく一週間後の再放送には間に合い、取りあえず録画し、2日前に2回分をまとめて視聴。ただ、本は先に購入していたので再放送日まで待ちきれず、本を見ながら自分のイメージで描いてみました。題材は、

こちら、歌川国芳の猫です。(実は先日、北九州市美術館にて、鑑賞してきました!詳しくは後日)

 

 まずは、半紙に線引きの練習から。

使用するのは、筆ペン。黒と仏事用の薄い鼠色の筆ペン。

2年前、ネズミ年の年賀状を描いた際、仏事用は購入し、日頃から使っていたため、改めて購入する必要もありませんでした。

線引きの練習を終えたら、お手本をなぞって線の感覚を掴みます。

 黒縁の周りは仏事用の筆ペンで。

 お魚くわえた野良猫…サザエさんのフレーズが浮かぶ~♪

 日曜日は、ここまで。(笑)

 

翌日の月曜日の夜。段々面白くなってきて、絵はがき用のハガキにも描いてみることにしました。今回は筆ペンではなく、絵手紙用の筆と墨汁を使用。

筆ペンは細い線、太い線が自由に描けないな、と感じた為です。

季節的に、梅かなぁと。 我が家の梅は、やっと数個の蕾が開いた程度です。ここは北九州市でも、ちょっと寒いので、梅の開花も他の福岡県より遅いんですよねぇ…

 顔彩で色を塗ります。

 我が家で出産した三毛猫と白猫を思い出しました。

 歌川国芳の猫をお手本に描きます。

(梅は違います)

 もうすぐ卒業する甥っ子へ。

 埼玉のペンフレンド、いや、絵手紙フレンドへ~♪

(柚子の絵手紙をありがとうございました💗)

 

話題を戻して~ 北九州市美術館へお出かけ。

タイミングよく、人気浮世絵師、歌川国芳の猫を『趣味どきっ!』でお手本として取り上げていたので、これは行かねば!と行ってきました。午後3時40分頃だったので、人は少なかったです。密は避けられました。

 メガネの形をした…そう、映画、『図書館戦争』もここで撮影されました。

 金太郎です。写真撮影コーナーがあります。

インスタで宣伝して~ということでしたが、インスタはやっておりませんので、ブログにて宣伝☆

 こちらは、よ~く見て下さい☆ 人が何人隠れているでしょう??? 鼻に一人、眉毛2つに二人、✋のひらに…と数えてみてね。

 この骸骨が迫力満点でした~

 

お目当ての猫は、残念ながら撮影不可でしたが、何匹か見つけました。

歌舞伎の演目を描いた絵が多かったです。

忠臣蔵もありました! あの時代は今のようにテレビも映画もなく、庶民の娯楽といえば、歌舞伎! その中でも忠臣蔵は特に大人気だったのだなぁと想像出来ました。うちの父と同世代のおじさま方が足を止め、熱心に観ていたのは、忠臣蔵でした。撮影は出来ないのが残念。

 桜の木… 春になったら、綺麗でしょうね。

実は、美術館へ行く直前、博物館へも行ってきました。美術館と博物館を2時間半で梯子です。

  いのちのたび博物館

完全予約制で、名刀の数々を見てきました。黒田家の甲冑も。実践で着用したものだとか。血痕の跡も… 生々しかったなぁ… 黒田長政の書や写しなども展示されています。歴史好きな方は是非… コロナ禍で迷いましたが、ここは予約制なので、混み合う事も無く、ゆっくり見れます…とはいえ、特別展のみ鑑賞しただけなので、40分しか滞在しませんでしたが。

再び話題を絵手紙に戻します… 

以前、通っていた絵手紙教室の先生のYoutubeを紹介させて頂きました。その時のテーマは、コーヒーカップを描こう~ 実際にコーヒーをお湯で溶かして色付けしてみました。

 ☕の香りが部屋に充満しました~

 まず1回目。最初は薄いので、少し乾いたら、何度か重ね塗りたして出来上がり。

すでに先方に届いた為、本日、ブログにアップしました。コーヒーの香り、ちゃんとキープできていたそうです。良かったぁ☕

 

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林真理子 著 『なわとび千夜一夜』『下衆の極み』

2021-02-11 09:33:46 | 読書

今日は建国記念日。仕事は2つ供、休日です。週の半ばにお休みがあるなんて(^^♪ ゆっくり寝よう~と思っていました。実際、夜8時には爆睡でした。それだけ疲れていたのでしょうね。朝方、はっきりと記憶に残る夢を見て、なんとシドニー時代、同じ下宿だったケプが登場! 驚いた~チゲ鍋を一緒に、あの下宿先のキッチンで私が作って二人で食べたんですよー! そんな過去はないのに。あ、夢ですからね! ただ、タイ人の同じく下宿人と3人で韓国料理屋さんへ行き、焼き肉とチゲ鍋を食べたことはありました。だからかなぁ。先週ケプの誕生日で、「おめでとう、私よりいつの間にか若くなってるね!」とフェイスブックに投稿したばかり。なんと誕生日の設定を実年齢より10歳若くしてる!  これにはブロニカも反応し、(東京で14年ぶりに再会したのはいつだっけ? 『花の東京』カテゴリーに掲載)

「ケプは誰よりも若いんだって~!」

「それってボクが子供って意味?」

等々、やり取りをしたからだね、きっと。

何はともあれ、皆、それぞれコロナ禍を元気に過ごしている様子に安心☆

次回はブロニカと秋葉原で、「一度、こういうの、やってみたかったのよ~ 勇気なかったけど」とか何とか言いながらコスプレでもしている夢をみるかも?

フロイトによれば、夢を見る、ということは、誰にでも作家の才能がある!ということなのだとか! 小道具から準備してストーリーが頭の中で展開される訳ですからね。林真理子せんせのように妄想劇が素晴らしく、文章に出来る才能がある人となると、稀だわ…ということで、今回もエッセイを2冊、読み終えました。

まずは、こちら~

 

西郷どん!が大河ドラマ化し、真理子さんがノリに乗っている2018年の話です。芸能ネタ満載! 今は幸せな家庭を築いているベッキーのセンテンス・スプリング(文春)発言。ちなみに新潮はニュー・ウェーブって言うんですね⁉ 

光源氏が浮気で大活躍する源氏物語しかり、武士の一夫多妻制しかり。なのに日本はいつから不倫に ここまで不寛容な社会になったんだ~と真理子氏、吠えております。SMAP解散も! トランプを目の前で見た!というエピソードにもびっくり! 芸能ネタに、それほど詳しくない私でも知っている「話題になった、あのニュース」について、真理子氏はどう思うのか? 業界ネタもたっぷりお届けです。

自分にも耳が痛い話ですが…図書館利用者で本を余り購入しないので💦

「本が売れなくなった!」と。

「ドラマも若い子は観なくなった」

Youtube動画なら何時間でも観れるのに、1時間、ずっと座ってドラマ1時間を見続ける忍耐力もない。本でページを開く、捲る、読み続けることも、今や一つの才能だ!と。

老眼についても触れておられます。昔は読むのが早かったのに。今は文章を一つの固まりとして読んでいる、と。わかるなぁ。仰りたい事。自分も老眼で読むスピードが落ちました…トホホ… ただ、私には本を読み続ける才能はあるのよ!とも。ありがとう、真理子さん!

そして、こちらはもっと前に出版されたもの。私と15歳差?な真理子さんが、ちょうど今の私と同じくらいの御歳の頃、50代で書かれたエッセイ本です。

ホルモンバランスの関係で、何かと体調に変化が出る、難しい時期ではありますが、人生50年だった昔であれば…先も見え始め、

「やりたいこと、やりたかったことをやるなら今だ!」

という想いが強くなる時期でもあります。

林真理子さんも、50代で始めたパソコン、(手書き原稿だったらしい)英会話、(外人講師とチケット制)、ストレッチ(自宅に講師を招いて!)

元々お好きだったグルメに歌舞伎、海外旅行。

…とまぁ、お忙しいこと!

思えば私も44歳で着付け教室へ数か月通い、(無料) そこで出会った絵手紙の先生の教室へ月に一度通い、エレクトーン教室へ3年通い… 50歳でヨガ教室へ半年通い…(仕事中に骨折にして断念)今はどれも自宅で独学及び自習のみ。 基本が大事ですからねぇ。ずっと通わなくったっていいんです。お月謝もかかりますから。英会話もピアノも今やYoutube動画で、無料で(やる気があれば)学べる時代ですもん。大いに活用しなきゃ! 人気Youtuberには視聴回数に応じてお金も入ってくるようですし、何度も観て(自分の場合、ピアノ)練習しています。

作家としては泣く子も黙る天下の真理子氏も、ダイエットや英会話等、チケット買っただけで行ってない、いい訳する、続かない、これで何度目の挑戦⁉ と悩んでいる様子。

私が思うに、御稽古事が続く(やめた後も)人は、

❶本当に好きだから。上手下手関係なく。

❷人と比べない、でも自分の過去(昨日や先週の出来、未完成度)と比較するため、落ち込まないで、寧ろ、少しは上手になったじゃーん!と元気になれる!

❸ 👆なのでストレス発散となり健康に。思うように弾けないとイライラしたら、他の曲にかえる!という対処法を取っております、はい✋

❹最後に、コツコツ努力する才能がある。

 

人のせいにしない。コツコツ努力できることが最大の才能! 

…ですよね。

 

数時間、お出かけしますので、夜にでも…訪問致します。✋

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ルイーザ・メイ・オルコット 『若草物語』(Little women)

2021-02-07 18:18:48 | 読書

 以前、ブックカバー・チャレンジでも触れたことがありますが、米国の女流作家、オルコットは、自分が小学校6年生だった頃、最も好きな作家でした。赤い表紙のハードカバー製本で、割と小さな活字でした。10代前半のティーンを対象とした本で、今思うと原作に近い分量で世界の名作を読むことが出来ました。当時のクラスメイトの中に、自分と同じくらいの読書家が二人いたことも幸いし、お互い市内の図書館で借りた本を読み終えると回したりして、感想を述べあったりしていました。(ただ、二人は歴史には余り興味がなく、社会科の課題だった歴史ノートも、それぞれ私に「面倒くさい」「イラストが上手な人が得をする!(教師から高い評価が貰えるという意味)」と言っておりましたが…男子の方が話が合いました。歴史に関しては…)

 

あの、懐かしいオルコットの小説の中でも、私が特に影響を受けた、『若草物語』が新訳で(2017年初版)図書館に並べられているのを発見☆ 光文社の新訳古典文庫シリーズで、以前、ディケンズの『クリスマスキャロル』を読んだことがあり、とても読みやすかったことを思い出し、その場で先月、借りてきました。(12冊中の1冊)現在も続々とこのシリーズで新刊を出しているようです。ヘミングウェイやアガサ・クリスティーまであります!ウェルズの『タイムマシン』なんて耳にしたことはあるものの、読んだことがありません。ドラエモンの机の引き出しを思い出してしまう私ですが、当時のタイムマシン…どのようなものなのか、ちょっと興味あり。読みたい本はまだまだ沢山あります。時間が…!

前置きが長くなりましたが、若草物語は職場へ持ち込み、お弁当を食べた後の昼休みを利用して読み終えました。毎日、40分前後… 570ページを6日間かけて… お洒落でちょっと自尊心が強い長女メグ、活発で男の子のような次女、ジョー(考え方はジョーに最も近いかも)、引っ込み思案でピアノが大好きなベス、(小学生の頃はべスと自分を重ねていました)、いかにも末っ子らしい、ちょっと我儘で甘えん坊なエイミー。4姉妹のクリスマスから翌年のクリスマスを迎えるまで~ 彼女たちの一年間の成長物語を描いたストーリーは、そのまま自分達の生活にまで影響を及ぼした気がします。 男尊女卑が当たり前だった時代に、ジョーの行動、考え方は、南北戦争時代を生きていた当時の少女たちにとって、どれだけ衝撃的だったことでしょうね。小学校低学年で、母から与えられた『アンクル・トム』や偉人の本、『リンカーン』を先に読んでいた自分には、11歳~12歳なりに黒人奴隷についても、この『若草物語』の時代背景もそれなりに理解していたつもりでした。今回、改めてオルコットがこの本を通し、その後の世界にどれだけの影響力を及ぼしたか… 日本ではまだまだ女性議員も社長も世界標準と比較するとかなり低いのですが… 何より女性の”意識”を変化させたのではないか、と思います。

作者のオルコットはジョーに最も近かったと思いますが、女性は結婚し、夫に尽くしてこそ最大の幸福を得られるという考え方が主流だった時代に生涯独身を通したという。(ジョーの台詞の通り、「結婚しなくてもいいじゃない」)

「私は結婚しない」と盛んに言っていた私に、祖母は、

「そんなことをいう子に限って、さっさと結婚するもんよ。見ててごらん。すずちゃんが結婚したら、おばあちゃんは、真っ先に 「結婚しないんじゃなかったの?」と言ってあげるから!」

と言ったものでした。(そんなことは無いもんねぇ~👌(≧◇≦))と思っていた私。ほんとは祖母としては、そんな子供の発言通りにならないことを期待していたのかもしれませんが… 孫の顔も見せられず、すまんかったわ~と天国で再会したら、声をかけるつもりです。

アンクル・トムで奴隷解放を学んだ私は、若草物語によって、男女共通、男にへりくだるのはおかしいのだ、という意識が芽生えた訳ですが、それ以上に影響されたのは、物事にどのように対処していくか、ということでした。 

例えば年齢的にはエイミーやベスに近かった私は、学校でクラスメイトに意地悪された、バカにされた、ハメられた、等々で悩み、時には教師にも酷い体罰を受けた等で「学校へ行きたくない」エイミーやベスの心情に頷き、共感したものでした。彼女達の変化に姉妹や母親が気付き、話を聞きます。傷ついた娘に母は何と答えたか… 当時としては考えられないことでしたが、

「あなたが学校の規則を守らなかったことは悪い。しかし、もっと良い方法で教師はそのことを諭すことが出来た筈だ。教師の体罰は間違っている。そんな理不尽な扱いを受けるのであれば、学校へ行かず、自宅で姉たちに聞いて勉強しなさい」

この考え方が、その後の自分のベースになっていたことは、間違いなく… 当時の言葉でいえば登校拒否(今でいうひきこもり?)ということになるのですが、当時は義務教育である小中学校へ行くことは絶対!で、親は引っ張ってでも我が子を学校へ通わせるのが当然だ!という考え方が主流でした。

当時の自分とマーチ婦人(4姉妹の母)の考えがピッタリ一緒だったことに、一種の興奮を覚えたものです。さぼりで行きたくない、ではありませんよー 理不尽なことは…子供の世界にも常々あります。教師がいつも正しい訳ではありません。あの頃のあれは、今ならパワハラ、セクハラ、体罰で訴えられるよなぁと思うものが多いです。 まさか、今のような、(NHK土曜ドラマ『ピアノマン』のテーマでもありますが)

ドラマでは「あなたは洗脳されている! そんな会社、辞めるべきだ! このままでは会社に殺される!」という台詞が度々登場します。学校も職場も唯一の居場所じゃない、理不尽なことから命を守り、逃げていい! そんな意識を 何よりも早く 自分の中に植え付けた物語が『若草物語』だったのかもしれません。

「気分が悪い、吐きそう」という小5の私を無理矢理学校へ登校させ、その後、何度も嘔吐し、保健室の先生に早退するよう助言された時を思い出しながら読んだんだった~ このシーン!

…とまぁ、細かい記憶まで見事に思い出しましたよー。

あの頃、あの事件の頃、母は本当に自分のことを想っているのか、何故、体調が悪いと訴える自分を信じてくれないのか…と思ったものです。 マーチ婦人は理想の母であり、自分の意見を大人も恐れずはっきり言うジョーは憧れのティーンでした。母の名誉のために付け足すと、「気分が悪い」が嘔吐するほどとは思わなかった!そうです。

 

当時も今も、感心しながら読んだ箇所は…例えば、かんしゃくを起こす点が自分の欠点だと悟っているジョーは、自分を戒め、反省し、また短気な性格が出て… また反省し…

お互いの姉妹や家族を想いやり…

近所のローリー少年と金持ち、貧乏、そんなことは気にせず、また男女関係なく良好な関係を築き…

『あしながおじさん』の次に好きな物語だったかもしれませんね。

感受性豊かで、どんどん成長していく姉妹たちの物語を少しずつ読みながら、すでに失われた『素直な心』『純粋さ』『感受性』をそれこそ思い出した次第です。まるで時代があの日、あの頃に戻ったかのように。

コチコチに凝り固まった心を 優しくほぐしてくれた一冊でした💗

My way

fumiel-shimaさんに贈って頂いた曲集から~

とても有名なMy Way 日本では布施明さん等、多くの方が歌っていますし、小学校の音楽の教科書にも掲載されていました。【当時】

自分が信じた道を… 我が道を行く… ちょっぴり大人に近付く時期に聴いていた曲です。

若草物語に登場する四姉妹も、モデルとなった、オルコットの姉妹達も、それぞれの道を歩んだようですね。(巻末には彼女達、家族の年表がありました)

例え、カタツムリのような、ゆ~っくりとした歩みでも…My Way! 

 

そして~

昨日は母の誕生日でした~ 私からのプレゼントは、バースデーケーキ🎂

石村萬盛堂にて、ホールのケーキを買うことが出来ました👍

(父の誕生日の時は予約制ということで、長方形のケーキ2つでしたっけ)

仕事帰りで、ショートケーキを6つ買って帰るつもりでしたが、ホールが目に留まったので♪

昨日、今日と二日かけて、皆で美味しく頂きました。(≧◇≦)

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吉良忠臣蔵 著:森村誠一 麒麟がくる いよいよ最終回!

2021-02-05 02:11:44 | 読書

森村誠一 著 『吉良忠臣蔵 上下巻』昨夜、読み終わりました。

ひとことで感想を述べれば、

「吉良のおじいちゃん...(吉良上野介)気の毒すぎる! 吉良の後家来衆、可哀想すぎる… 完全武装した赤穂浪士50人以上によって、こともあろうかお酒も入る茶会の後、寝静まった深夜…3時頃 寝床を不意打ちで襲われ、どう考えてもフェアじゃない! これを現代に例えるなら、選挙結果が出ているにもかかわらず納得せずに武装して国会議事堂へ押し寄せ暴力行為を働いたトランプシンパと何ら変わらないじゃないか…」

...と、ひとこと、と申しましたが、とてもひとこと、ふたことでは語れません。この理不尽さ!

 「松の廊下」は吉良、浅野、両方にとって悪魔が仕掛けた罠としか思えない、と著者が(三人称で書かれた小説なので)ナレーションとしての意見を述べていますが、私もそう思うな。この小説においては、時の権力者によって仕掛けられた罠、ということとなっている。真相は分からないが、もしそうであれば、吉良も浅野も権力者の手のひらで踊らされていたことになるのですが… 

 喧嘩両成敗としなかった将軍綱吉に非があるのに、吉良家は民衆からも一方的に悪人と決めつけられてしまったなんて…。まるで今日まで裏切者呼ばわりされてきた明智光秀ですね。

 何も歴史に限ったことではないのですが、視点を変えれば全く違った側面が見えてくるもの。吉良の新貝弥七郎や鳥居利右衛門がいかに主君を守ろうと奮闘したのか。「吉良の殿様は良いお方だ!」と応戦した少年小坊主等々にも目を向けて…。

 ここは一つ、『吉良』側から描いた、すなわち吉良家の言い分に耳を傾け、『吉良 忠臣蔵』を読んでみることも、『明智光秀側から見た本能寺の変』が間もなく放送されるこの時期、良い機会かもしれませんね。( ..)φメモメモ

 寝ぼけているため、(ダブルワークで疲労感が…)変な文章ですみません💦

 

編集し直しました↓↓

以前、フェイスブックでは昨年2月上旬、gooブログではyoutubeデビュー後にアップした動画を編集したものです…が! パソコンがいうことを聞いてくれず、画像サイズがでかっ! 何故、ここに○○の前足が…Σ(゚д゚lll)ガーン 疲れたので、取りあえずここにアップします。( ノД`)シクシク…

NHK大河ドラマ 麒麟がくる テーマ曲

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映画『アラジン』より ホール・ニュー・ワールド ヤマハグレード6級

2021-02-02 20:00:22 | Electone & Piano

映画『アラジン』より ホール・ニュー・ワールド ヤマハグレード6級

節分です☆

甥っ子が1歳9か月だった頃に作った鬼の面です。ソラマメの福は妹の作品。他の2つは私。向かって左の鬼と福の絵(色紙)は、長年、絵手紙教室へ通われてきたベテラン、近所の浦島さんの作品です。

この年、初めて恵方巻について知り、全部で8本の太巻きを作りました。

甥っ子はやっと前歯が生えてきたくらいでしたが、ど真ん中に

「がぶっ!」

それはそれは幸せそうで… 私も頑張って巻寿司を作った甲斐があったというもの! 子供が成長した今は、(甥っ子とは同居じゃないし…)スーパーで購入予定です。 巻寿司は海外の友人に喜ばれたなぁ。見た目が綺麗だから…

 

豆まきも先ほど終わり、恵方巻(サラダ巻き)も南南東を見て、すでに食べ終わりました。

余談ですが…

帰宅後はピアノと薬膳メニューと読書にいそしむ日々で、ブログはしばらくご無沙汰気味でした。きっと、今後もそうなろうかと…

薬膳、薬膳とかしこまらずとも、すでに日本人の知恵&伝統として、自然と身についていることも多数あることが分かりました。例えば、旬のものを頂くこと。

こちらは ふきのとう、の天麩羅です。

例えば食欲不振となりがちな夏は胡瓜やトマトで、火照った身体を冷やし、

涼しくなってきたら、実りの秋の食材、さつま芋など穀類でエネルギーを蓄える! 蓮根、キノコの天麩羅で胃袋充実~👍

さつま芋の天麩羅 デトックス粥の翌日は、こうなる!

豆スープ (他に鶏肉、エノキダケ、じゃが芋、トマト、キャベツ、人参、セロリ)コンソメと胡椒で味付け

翌日は もやしと春菊、豆腐、豚肉、大根、豚肉の鍋

うどんや そうめん(にゅう麺)は消化が良く、デトックス粥の代わりにもなるそう。前日に作った天麩羅の天かすを入れました~

更に翌日は、上記の鍋に味噌を入れ、豚汁に。

他にゴボウとコンニャクの煮つけ

昨日は 白菜、キノコ、豆腐もたっぷりネギうどん。

うどんや そうめん(にゅう麺)は消化が良く、デトックス粥の代わりにもなるそう。

例えば、著書には、『梅おかかうどん』といった、簡単に作れる薬膳メニューも掲載されています。

薬膳って、中華街にでも行かなきゃ、材料がそろわないのでは?と思いがちですが、とても身近な食材でOKなところが、目から鱗でした。

最後に薬膳とは関係ありませんが…いえいえ、大根は胃腸に宜しい薬膳食材だった! 冬の定番、おでんも。2日連続で頂きました。(先週)

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