昨年最後の教室(2023.12.21)です。
実際のモデルさんを、今度は水彩で描かせていただきました。
モデルさんは交代でしたが、その前の木炭画に続いてのことでした。
木炭画でクロッキーの練習を結構やってきたつもりでしたが、
実際のモデルさんを描くとなるとやはり違うものです。
足を組んでいただき、その部位の立体感はある程度意識して描けましたが、
何せ、自分の座る位置がまずく、ほぼ正面から・・・これが正直難しいものです。
着衣の色は結構強い色で、バックをどうするかが面白いところです。
うっすらとした単色だけの案もありましょうが、
今回はモデルさん本体と同時並行的に、バックにも同色や補色の色を乗せたりしながら、
多彩な色合いにしてみました。
2回続けての実際のモデルさん、こういう場の設定は個人では難しく、
教室の有難さをつくづく感じたことでした。
[補記]
(翁の詮無い戯言)
昨年末(2023.12.15)の拙ブログで、印象に残ったこととして、
世界ではユダヤ勢力の動きと、日本では外国人から見た日本の素晴らしさについて記しました。
特にユダヤについては触れることすらタブー視された時期もありましたが、
現在では関連する書物も数多く出版されていますし、ネット上も関連情報で溢れています。
『ユダヤは今や世界の底流を動かす最も強大な力を持った民族』だと自分は思います。
日本もこの民族とどう向き合っていくのかが大きな大きなテーマになるだろうと思われます。
日本とユダヤ双方のベクトルが良い方向に作用し、世界の平和と繁栄に寄与出来たらいいな!
なんて夢の夢物語を夢見たりしていますが、
まずは日本とユダヤ双方の関係がどうだったのかの勉強からだと思い、
ここ数か月、関連する書物を読んできました。
以下、粗っぽいものですが自分なりに纏めたものを
大きくは、①日本開国以降 ②古代 ③現在から将来 の三つに分け、
概ね月1回ペースで記していきたいと思います。
勿論素人の勉強、浅いものではありますがお許し下さい。
日本とユダヤの関係(日本開国以降)
以下の順序で進めます。
〇開国時(ペリー提督)
〇明治維新(ロスチャイルド家)
〇日露戦争(ユダヤ人銀行家シフ)
〇シオン賢者の議定書と日本人(安江大佐ら)
〇日米戦争(大東亜戦争 WWⅡ)
▽開戦時のルーズベルト大統領
▽樋口李一郎陸軍中将によるユダヤ難民救済
▽原爆(アインシュタインとオッペンハイマー)
▽GHQによる日本国憲法の起草(ケーディス大佐)
〇戦後
▽新生イスラエルの国家として
▽グローバル勢力が支配するアメリカを通しての日本への影響
〇開国時(1853年)
先ずは、ペリーから。
1853.6インド艦隊司令長官として浦賀に来航、
大統領の親書を幕府に提出して開国を迫ったマシュー・ペリー。
そのペリー海軍提督の娘は、
ユダヤ王・ロスチャイルド家のアメリカの代理人オーガスタ・ベルモントの夫人とのこと。
尚、ペリーの曾孫のアリスは日米戦争前の駐日大使ジョセフ・グルーの夫人とも。(註1)
この日本の開国に、ロスチャイルド家がどこまで意図的だったかは分からないが、
同家の活動が始まってから約50年で日本にも開国という形で関わっていたことになる。
〇明治維新(19世紀後半 1868年が明治元年)
討幕派の薩長を支援したのはロスチャイルド家傘下のユダヤ人商人ウィリアム・ケズウィックとのこと。
同家は、日本側の伊藤博文、井上馨らをロンドンに呼び寄せ育てて、
日本を管理する最高指導者にした、と。
新橋-横浜間の鉄道建設資金もロスチャイルド系が融資。(註2)
〇日露戦争(1904~1905年)
高橋是清の尽力により、日本の戦費のうち、外債8.8億円の半分以上を
ユダヤ人銀行家(ジェイコブ・シフら)が引き受ける(註3)
〇「シオン賢者の議定書」と日本人
19世紀後半、ユダヤ陰謀論の定本である「シオン賢者の議定書」が、
“秘密権力の世界征服計画”という触れ込みで流布された。
ユダヤ人指導者たちの密会の記録という形式で書かれており、ヒットラーも読んだとされる。
安江仙弘(のりひろ)陸軍大佐が、
シベリア出兵時に本議定書をロシア人から入手して翻訳(1919年)、
これを「世界革命の裏側」とのタイトルで出版(1924年)。
同著で安江大佐は「ユダヤにはもの凄い力があるらしい」から
「ユダヤは敵だ」とはならずに、
「ユダヤが欧米を支配しているということは、我が大日本帝国がユダヤと組めば
世界戦争に勝てるのではないか」と考え、
ユダヤ研究を始める。
同大佐主導で満州国へユダヤ難民を受け入れる「河豚計画」も検討されたが実行には至らず。
安江大佐や欧州に精通していた四王天(しおうてん)延孝陸軍中将らが中心となり、
日本で初めてのユダヤ研究機関である「国際政経学会」を創設(1935年)。
安江大佐は後に述べる樋口李一郎陸軍中将とともに
ユダヤ人に貢献した人物を紹介した「ゴールデンブック」に名が記される(註4)。
[参考]シオン:エルサレム南東にある丘。
BC1000年頃ダビデ王が居城、その子ソロモンが壮大な神殿を建設したところ。
聖なる地としてユダヤ民族の生活・信仰の中心。
シオニズム(ユダヤ民族の母国への帰還運動)もここから。
〇日米戦争(大東亜戦争 WWⅡ)
▽開戦時の米国32代大統領フランクリン・デラノ・ルーズベルト(1882~1945年)のルーツは
オランダのユダヤ系。
同大統領の任期は、1933~1945年、37期から40期(半ば)の4期連続。
チャーチルやスターリンと組み、日・独などを追い詰め、挑発し、
先に手を出さざるを得ない様にしむけ、自国の参戦を果たし、
戦時大統領として自らは大統領職の歴代最長(12年39日)を記録。(註5)
▽樋口李一郎陸軍中将(当時少将)によるユダヤ難民の救済
満州ハルピン特務機関長だった樋口中将は、
ナチス・ドイツからソ連経由で満州に逃げてきた多くのユダヤ人難民を受け入れ満洲通過を認めることを即断。
東条英機関東軍参謀長も追認。(註6)
・リトアニアの外交官杉原千畝もユダヤ人難民に杉原個人の判断でビザを発行したことで有名だが、
その難民の大半はナチス・ドイツからではなく、
実はソ連共産党の暴力からの難民とされ、
この共産党こそはマルクス・レーニンなどのユダヤがつくったものである、
という側面も語られるべき(田中英道氏)(註7)
満州ハルピン特務機関長だった樋口中将は、
ナチス・ドイツからソ連経由で満州に逃げてきた多くのユダヤ人難民を受け入れ満洲通過を認めることを即断。
東条英機関東軍参謀長も追認。(註6)
・リトアニアの外交官杉原千畝もユダヤ人難民に杉原個人の判断でビザを発行したことで有名だが、
その難民の大半はナチス・ドイツからではなく、
実はソ連共産党の暴力からの難民とされ、
この共産党こそはマルクス・レーニンなどのユダヤがつくったものである、
という側面も語られるべき(田中英道氏)(註7)
▽原爆
アインシュタインとオッペンハイマ―(ともにドイツからのユダヤ系移民)
☆アインシュタイン・・・ドイツ生まれのユダヤ人
・1921年ノーベル賞受賞
・1932年、ユダヤ人迫害が強くなったドイツを離れアメリカに移住
・1939年、アインシュタインや他の科学者たちはルーズベルト大統領に、
“ドイツの核エネルギーを使った爆弾の開発を懸念し、
原子爆弾の開発を求める書簡”を送る。
[参考] アインシュタインは、日本での講演のため1922.10.8マルセーユで
妻とともに日本郵船の“北の丸”に乗船、
11.10、香港から上海に向かう船上で、1921年度のノーベル賞授賞決定の知らせを。
11.17神戸上陸、12.29離日までの40数日間、講演などを行い日本国民から熱烈な歓迎をうけ、
日本人を愛するようになる。
原爆投下を聞いたとき“ああ、なんてこった!”と叫び沈黙したという。
後年、ルーズベルトへの進言を人生の重大な過ちだったとも。(萬晩報サイト様)
☆オッペンハイマ―
・ドイツからのユダヤ移民の子としてニューヨーク生まれ(父はドイツ生まれ)
・上記をうけてマンハッタン計画は1942年に始動、
オッペンハイマーは研究所所長として原子爆弾の開発・製造を主導する
・1945.8トルーマン大統領の命令により、広島、長崎へ投下
原爆に関わった二人がたまたまドイツからのユダヤ系移民だったということで、
開発、製造そして投下を命じたのは大統領である。
〇GHQ占領下、日本国憲法を起草したチャールズ・ケーディス大佐(民政局次長 弁護士資格)も
両親が東欧系ユダヤ人
・直接インタビューしたジャーナリストの古森義久氏によれば、
ケーディス氏は、9条の目的は「日本を永久に非武装のままにしておく。
ただし自国保存の権利は留保しておく」とし、
もともとのマッカーサー・ノートには自国の防衛も含めて戦争放棄とあったが、
自己保存の自衛の権利を持っているようにした、当然マッカーサーも承知、とのこと。(註8)
こちらも憲法起草者の両親が東欧系ユダヤ人ということで、
GHQの最高責任者はマッカーサーである。
ただ、日本では長く神学論争が続いたため自衛権の有無が焦点になっているようにもみえるが、
本質的には「日本には武装させない、強くさせない!」である。
〇戦後
▽新生イスラエルの国家として
☆(本項2024.1.22追記)イスラエル建国の父ヨシフ・トランペルドールと日本
もとよりイスラエルの建国には実に多くの人々が関わっているが、
後にイスラエル建国の父として記念館が建立されたヨシフ・トランペルドールと日本の関わり
について記します。
ヨシフ・プランドールは
日露戦争をユダヤ人ロシア兵として戦い(片腕を失う)捕虜となり、
捕虜となったロシア兵1万人(うちユダヤ人500人)は日本へ移送、大阪・浜寺の収容所へ
1年の収容所生活の間、日本側の、ロシア人とユダヤ人は別々の建物にしたり、
宗教礼拝の自由を認めたり、国際法に準拠した扱いに驚愕。
また収容所を警備する日本兵の1人に
「日本は何故大国ロシアに勝てたのか?」と問うたところ、
その兵答えて曰く「国のために死ぬほど名誉なことは無い」と。
⇒彼にとってロシアは祖国ではなく、死ぬことのできる祖国がなく、
必ずユダヤ人国家をこの地上に作るという夢を抱く。
その後一旦ロシアへ帰国後、建国前のイスラエルに移住し、
当時オスマントルコ帝国の領土だった土地でユダヤ人を守る民兵隊を組織して活動。
1920年戦死、その最期の言葉
「俺に構うな!」「国のために死ぬほど名誉なことは無い」(収容所での日本兵の言葉)
彼の終焉の地には現在「片腕の英雄」「建国の父」を顕彰する記念館が建てられ、
展示された遺品の中に
『新しく生まれるユダヤ国家は日本的な国家となるべき』とも。
(本項Youtube[歴史アーカイブ]様動画:
「なぜイスラエルの人々は日本を尊敬するのか」
(日本人が知らないユダヤの英雄の物語)から引用)
☆両国の国交関係等
・1948年イスラエル共和国としての独立と首都をエルサレムとすることを宣言。
この時点で日本は、国家としての正式承認は行っていないが両国間の国交は開始
・1952年 日本のイスラエル承認
・1954年 在トルコ大使のイスラエル公使兼任
・1955年 日本の公使館開設(テルアビブ)
・1963年 双方の公使館の大使館昇格
・・・
・2011年 東日本大震災ではイスラエルの医療支援チームを派遣
・2014年 イスラエル・ネタニヤフ首相ご夫妻、天皇・皇后両陛下と会見
・2017年 国連総会でエルサレムをイスラエルの首都と認定したアメリカの決定撤回を
求める決議が採択された際、日本も決議案の賛成に回る
・2021年時点で、
在イスラエル(東エルサレムを除く)邦人1156名、在日イスラエル人589名(註9)
▽グローバル勢力が支配するアメリカを通しての日本への影響
グローバリストの支配が進むアメリカを通して日本もこれらの影響を多正面で受けている。
そのグローバリストの中心はユダヤ勢力(ロスチャイルド家)や
DS(ディープ・ステート)(ロックフェラー系)で、
アメリカは正に彼らによって成り立ち、動かされている。
☆林千勝氏はその著の中で、グローバリスト達が目指す「新世界秩序」とは、
国際金融資本らが展望している世界を政治的・経済的・文化的に牛耳る一元的な支配体制であり、
国・民族・歴史・家族等々に価値を認めず、
それらは無い方がいいという一元的な人類支配の秩序、
とされ
⇒日本はこの秩序を超えるものを目指さなければならない、と述べておられる。(註10)
☆当面の焦点はアメリカの大統領選
民主党が勝てばますますグローバル路線は強まる
共和党のトランプが勝てば・・・???
いずれにせよ武器を伴った内戦の懸念も
本テーマの次回(2月)は、「古代の日本とユダヤの関係」を記したいと思います。
古代の日本とユダヤの間には、極端に異なる面がある一方、
酷似しているところも多々あり、日本-ユダヤ同祖論はともかく、
少なくとも、イスラエルの地を追われた支族の一部が渡来したのではないか等等、
いくつかの説が飛び交っているようです。
古代の未知の世界を知るロマンがあったり、触れてはいけない分野を垣間見たりと、
興味深々であります。
[主な引用文献等]
註1:「THE ROTHSCHILD」(林千勝著)p103
註2:同上p127
註3:同上p207
註4:「日本とユダヤの古代史&世界史」(田中英道 茂木誠著)p269、276
註5:「日米戦争を策謀したのは誰だ!」(林千勝著)p42
註6:註4の著p278
註7:同上p287
註8:JFSS(日本戦略研究フォーラム)資料にある
古森義久氏のケーディス氏への直接インタビュー記録による
註9:外務省HP「イスラエル基礎データ」など
註10:「統治者フィリップ・ドル―」(林地千勝著)p10
上記のほか参考にした文献:
「ユダヤの歴史」(ポール・ジョンソン著 石田友雄監修)
「月の裏側」(クロード・レヴィ=ストロース著 川田順三訳)
「ユダヤ・アラブ3000年の闘い」(吉村作治原案・監修)
「無敵の太陽」(黒木頼景氏ブログ)ユダヤ関連記事
堂々としたモデルさんの姿勢、絵の立体感、洋服の透明感等が見事に描かれていると思います。
日本とユダヤの関係、相変わらずの研究熱心に頭が下がりますとともに、良い勉強になり感謝します。
これからのアップも楽しみにしています。
可愛いい表情と滑らかな肌、色彩や皺まで衣服の複雑さをさり気なく描写する・・・、作者の真剣な作画の様子が目に浮かびます、新しい年に楽しい作品をありがとうございました。
日本とユダヤとの関係、ペリー後の詳細な情報は興味深いものがあります。
最近ユーチューブで日本との同祖論など散見していますので次号が楽しみです。